PROJECT 15

エイベックス新社屋(中編)

PROJECT 15

無機質なオフィスビルを最新のエンタテインメントの拠点に

プラン変更から1年竣工時期は厳守

青山という街の歴史に刻まれるビルになりました

杉本:
大きなプロジェクトで、厳しい局面に立っておられることを感じました。やはり一番大きかったのは、ビルの竣工時期がずらせないことでした。
細谷:
そんななか、杉本さんはビル工事の現場、オフィスデザイン業者の選定、セキュリティなどすべてを同時進行し、提案してくださいました。
杉本:
デスクを島形からフリーアドレスにすると、デスクや配線はもとより、照明、郵便物、荷物の保管など、オフィスの使い方そのものが変わります。私達は、フリーアドレスのオフィスを手がけた経験があり、ベストを探りました。
細谷:
引越しから半年経ちましたが、スタッフからの評判は上々です。会議室やサイネージの管理システム、顔認証のセキュリティ、社員食堂のキャッシュレス等々をご提案いただき、ほかにもIoTの新技術を新社屋に採り入れることができました。これはビルのコンセプトにも合致していたと実感しています。

  • 6~15階の執務フロアは、フリーアドレス。各階ごとに「cool」「fun」などデザインテーマが異なる。

  • 2.17階の社員食堂 「THE CANTEEN」は「Lodge by The Sea」がテーマ。アメリカ西海岸をイメージしたテイスト。

  • 2階には席数100のコワー キングスペース「avex EYE」がある。
    エイベックスが「面白い」と思う会社や人材が入居し、新規事業が生まれる場所だ。
細谷:
ビルの竣工、引越し時期が迫るなど現場がリアルに動くなか、デザイン会社の選定をしました。
杉本:
どの会社も、いいプランを続々と出してくださいましたが、時間と予算を考慮しつつ、複数の提案からよりベストな案を探りました。
細谷:
残すものは残し、無駄なものは排除する。あのときは決断の連続でした。この先、あれだけ多くの決断をすることもないでしょうね(笑)。
杉本:
内装のプランにかける時間を確保するために、部分的に引渡しを行っていました。
細谷:
現場の担当者と交渉していただき、引き渡していただいてから、内装工事に入っていく。あれは、杉本さんがいらっしゃったからこそできたことだと感じます。
杉本:
当初の予定にはなかった、レッスンスタジオや映像スタジオを設けました。また、2階のエントランスには、〝出会い〞と〝ゆらぎ〞というコンセプトが活きた、コワーキングスペースもプラン通りに進められました。
細谷:
17階の社員食堂も、アメリカ西海岸のイメージそのままだと感じます。それでいて、単に海外企業のオフィスを模倣しているのではなく、随所にエイベックス 〝らしさ〞が活きています。
杉本:
高さ3・5mのブランドロゴ型の立体受付カウンター、執務フロアのデスクが1本のラインでつながっているところ、フロア毎のテーマ設定などにも、御社らしさを感じます。耐震性やエコ、災害対策もトップクラス。青山の歴史に刻まれるビルになりました。
細谷:
これだけ数多くこだわったのに、予定通り引越しができ、内装工事の工程も、かなり圧縮できたのは、まさに山下PMCさんのおかげです。
杉本:
私も、ご一緒させていただき、オフィスは「こうあるべきだ」という固定観念がなくなり、自由に発想できるようになりました。
細谷:
従業員の声を聞いたときに、「自分のペースで働くことができる」という人が多くなりました。それを聞くとやはり嬉しいです。もちろん、入居したときは、様々なシステムになかなか慣れず、配送会社の人も荷物をどこに届ければいいか迷っているシーンも見受けられましたが、徐々にブラッシュアップされてきました。

エイベックス新社屋