山下PMC

お問い合わせ
プロジェクトストーリー

ボーケン品質評価機構 大阪本部ビル 試験担当者のアイデアが凝縮された施設(後編)

  1. ホーム
  2. プロジェクトストーリー
  3. ボーケン品質評価機構 大阪本部ビル 試験担当者のアイデアが凝縮された施設(後編)

要望を実現するための選択肢を増やし、
選んでもらうことが私たちの役割です

供用開始のタイムリミットを守るために行った施策を教えてください。

柿田
工事中の変更は工期の遅延につながるので防ぎたい……。そこで、今回は、デザインビルド方式(設計者・施工者が同じ会社)でしたので、設計段階で工事用の図面を引いてもらうことにしました。通常は、建築・機械・電気、それぞれの図面が存在しますが、設計・施工者にお願いして1枚の総合図に集約し、試験官と工事担当者に確認してもらいました。
排水の位置等、工事中に決めることを前倒しすることで、ぎゅっと生産スケジュールを縮めることができました。

コスト調整の点で工夫した点はありますか。

柿田
大切なのは、いただいた多くのアイデアに対し、コストとのバランスを図りながら、優先順位をつけることです。設計・施工者からの提案を吟味し、オーバースペックではないか?と疑問に感じた部分は工法を替える、組み合わせるといった対処でコストを抑制しました。

プロジェクトを振り返り、山下PMCはお客さまにどのようなお役立ちができたと思いますか。

鈴木
万全の準備をしていただいていましたが、それでも後から「やっぱりこうしたい」ということもあり、無理難題も言ったと思います。でも、それを専門家の観点で受け止めて、アドバイスしてくれたことに感謝しています。
嘉門
どんなタイミングでも、どんな難題であっても、私たちCMrは無理とは言いません。実現するための選択肢を増やし、お客さまに選んでもらうためのプロセスを用意するのが私たちの役割です。
鈴木
当社では新たにコンサルティング業務も始めましたが、山下PMCさんがもつ顧客視点はとても刺激になります。私たちもより一層専門性を高めながら、最終的にはお客さまに喜んでもらえる存在になることを目指しています。

<本プロジェクト責任者:山下PMC 取締役 専務執行役員 木下雅幸からのコメント>

ボーケンさまとのお付き合いは、私自身が担当した錦糸町の東京本部ビルに続く2件目となります。大阪本部ビルは、東京以上の成果を出すために、協力と信頼をもとに、一つひとつの期待に応えようと、力を尽くしたプロジェクトでした。プロジェクトをとおして、業界は異なりますが、ともに成長し、刺激し合える関係を築いてきました。東京と大阪の両本部を拠点に、大きく羽ばたいていくボーケンさまのこれからを楽しみにしています。

プロジェクト概要

発注者・施設所有者・運営者 一般財団法人ボーケン品質評価機構
所在地 大阪府大阪市港区築港1-6-24
建物用途 試験・検査、オフィス
面積 <A棟>
敷地面積 1,772.48㎡/建築面積 1,216.18㎡/延床面積 3,240.76㎡
<B棟>
敷地面積 1,533.32㎡/建築面積 1,068.87㎡/延床面積 2,945.70㎡
規模 地上3階・S造(A棟・B棟)
設計・施工 戸田建設株式会社
PMr/CMr 株式会社山下PMC
PMr/CMr業務期間 2015年8月~2018年1月
山下PMC担当者 木下雅幸、鴨下 清、柿田浩介、嘉門隆史、又地裕也、西村貴裕、長井佐千子、藤澤啓一、大橋昭英
受賞 CM選奨2020優秀賞

・記載されている内容は、掲載当時の情報です。予告なく変更する場合もございますので、あらかじめご了承ください。
・記載されている会社名、商品名は、各社の商標、または登録商標です。なお、本文中では™、®マークは基本的に明記していません。

関連する用途

  • R&D/生産施設

    市場の構図やニーズがめまぐるしい変貌を続けるなか、経営戦略のイノベーションとともに研究開発のあり方を見直す企業が増えています。従来の研究開発施設は、研究開発部門主体で計画・整備・運営されてきましたが、近年の研究開発は、企画段階から運営段階まで、経営戦略を色濃く反映する方向へと転換し始めています。その際にカギを握るのは、経営と直結する「事業(研究開発)戦略」の立案です。経営戦略というトップダウンの判断と、研究開発運営というボトムアップの提案を統合した事業戦略を立ち上げ、それに基づく研究開発施設の構築が求められています。

関連するプロジェクトストーリー

おすすめ記事

  1. ホーム
  2. プロジェクトストーリー
  3. ボーケン品質評価機構 大阪本部ビル 試験担当者のアイデアが凝縮された施設(後編)