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矢崎総業 / 矢崎部品 ものづくりセンター

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「ものづくり」から「営みづくり」へ

本日は矢崎部品株式会社で「ものづくりセンター」設立に尽力されたお2人に、山下PMCの担当者とともにプロジェクトを振り返っていただきます。

矢崎総業 / 矢崎部品 ものづくりセンター

話し手のご紹介

  • 藤村 賢二

    藤村 賢二

    矢崎部品株式会社
    榛原事業所長(プロジェクト当時)
    ■本プロジェクトでの役割
    ものづくりセンター
    プロジェクトリーダー

  • 大石 斉

    大石 斉

    矢崎部品株式会社
    ものづくり推進室
    ものづくりセンター管理統括部
    統括部長
    ■本プロジェクトでの役割
    ものづくりセンター
    施設管理部門マネジャー

  • 木下 雅幸

    木下 雅幸

    山下ピー・エム・コンサルタンツ
    取締役 執行役員
    事業推進本部長
    ■本プロジェクトでの役割
    統括マネジャー

  • 松浦 裕

    松浦 裕

    山下ピー・エム・コンサルタンツ
    事業管理本部
    LCM部 部長
    ■本プロジェクトでの役割
    推進マネジャー

[~2010年12月]構想10年の拠点構築のため、CM方式を採用

矢崎のものづくりの真髄を集約し、
実践しながら進化する場を設けたいという
強い想いが10年ほど前からありました(藤村)

まずは施設設立の経緯を教えてください。

藤村
10年ほど前から当グループには、将来の事業基盤となる研究・開発拠点を持ちたいというビジョンがありました。これまでそうした機能を持つ場所が国内外に分散されており、また十分ではありませんでした。矢崎のものづくりの真髄を集約し、実践しながら進化する場を設けたいという強い想いがあったのです。
大石
背景にあったのは生産ラインをなるべく海外に移し、日本は研究開発や人材育成の機能を強化しようという経営戦略です。
藤村
リーマン・ショックの影響でしばらく計画が止まっていたのですが、ここ牧之原の生産機能を他拠点へと集約する生産体制の再編成が2010年6月に終了したので、あらためて役割を終えた工場の跡地に研究開発拠点をつくるプロジェクトを発足させました。
大石
静岡県内には当グループの事業所が数多く散らばっているのですが、牧之原事業所は県央部でかつ高速道路のインターや港、空港に近く、各拠点へのアクセスがよいので、ハブ的な機能も期待できたのです。
藤村
加えて生産、開発、調達といったさまざまな機能が既に揃っていました。研究開発から生産ラインへの落とし込みまで検証できる拠点はここだけでした。そこに「ものづくりセンター」というコンセプトを与え、新たに開発したものを実際の生産ラインに乗せられるか検証を行う、実践的なものづくりの場を設けようということになりました。

プロポーザルの際、矢崎グループのことを
的確に理解いただいていると感じました。(大石)

その施設整備にあたり、コンストラクション・マネジメント(CM)という役割が必要だと感じたのは、なぜでしょうか。

藤村
牧之原の事業所では、築40年にもなるさまざまな施設が逐次改修されながら使われてきました。耐震改修は済んでいますが、機能が現代のニーズに合わず、今回のプロジェクトにおいては大胆な発想の転換が必要でした。ではどうすればいいのか。これまで建物の設計は設計事務所に、施工はゼネコンにお任せしてきて、自分たちには発注者としての想いを的確に形にするノウハウがありませんでした。今回も従来のように設計事務所の提案を受け入れるばかりでは、構想10年の大事なプロジェクトにも関わらず、施設面では何も進化できないと不安を覚えたのです。そこで2010年9月から12月まで3ヶ月間議論をし、様々な方に話を聞き、施設整備にどんな方法が可能か検討しました。設計事務所を15社ほど集めてコンペをするという案もありましたが、かかる費用と労力の面から猛反発を受け、他のアイデアも受け入れられず、途方に暮れた時期もありました。当グループの建設担当役員から「CMという、施主の立場に立って施設づくりのマネジメントを実践する会社が世の中にあるらしい」と助言がありました。私などは当時は「CM?コマーシャルですか?」という程度の認識でしたが、ともあれCMの部門をもつ企業をリストアップして、プロポーザルを行うことになったのです。
木下
当社は遅れての参加でした。要項をもらってからプロポーザルまで、使える時間はわずか10日間でした。
藤村
当初は山下PMC以外の4社によるプロポーザルを考えていて、その4社にお願いをした後、当グループの建設担当役員から「山下PMCという会社もあるらしいので、打診に値すると思えば候補に入れるように」と指示を受け、2週間遅れで連絡したのです。私どもは失礼ながら山下PMCの名は初耳でした。きっと矢崎の矢の字も知らないだろうと思っていたら、プロポーザルの場では誰よりも詳しく、当グループの課題や目指すところを汲み取った、非常に明快な提案をして下さったのです。正直いって、ダントツでしたね。

CM方式ははじめての導入で、さらに後からプロポーザルに参加した山下PMCが選定に至るとは劇的な流れですね。評価のポイントはどのようなところにあったのでしょうか。

藤村
やはり熱意でしょうか。その熱意が提案に具現化されていると感じました。こちらからは、ただ想いを伝えただけでしたが、私どものことを調べ上げ、プロジェクトの背景を的確に捉えた上で、矢崎グループが目指すところと合致した提案をして下さいました。
大石
当グループは一般消費者向けの商品をつくっていないため一般的な知名度は低いのですが、的確に矢崎グループのことを理解いただき、よく勉強されていらっしゃると感じました。プロポーザルでは定量的な評価基準に則して10数人で評価をつけていくのですが、その評価にも優位性があらわれていました。
  • 設計室

    矢崎総業/矢崎部品 ものづくりセンターのある牧之原事業所の西ゲート。

  • 設計会議

    新築棟「ものづくりセンター」正面エントランス。

関連する用途

  • R&D/生産施設

    市場の構図やニーズがめまぐるしい変貌を続けるなか、経営戦略のイノベーションとともに研究開発のあり方を見直す企業が増えています。従来の研究開発施設は、研究開発部門主体で計画・整備・運営されてきましたが、近年の研究開発は、企画段階から運営段階まで、経営戦略を色濃く反映する方向へと転換し始めています。その際にカギを握るのは、経営と直結する「事業(研究開発)戦略」の立案です。経営戦略というトップダウンの判断と、研究開発運営というボトムアップの提案を統合した事業戦略を立ち上げ、それに基づく研究開発施設の構築が求められています。

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