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「丸の内二重橋ビル」東京商工会議所専有部:140年の歴史を継承するビルから生まれる革新(後編)

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区分所有を明確にする

地下鉄の出口、配管の管理責任。予期せぬ出来事すべてに対応してくれた

―建築費が高騰した時期と、工事が重なりました

佐藤
コスト面では、どのようにゼネコンさんと着地点を見つけるかがポイントでした。山下PMCさんに多くの案をつくっていただいた上で交渉でき、これはとても心強かったです。
渋谷
東商の品格を維持できるVE(Value Engineering)案をこちらからも多数提示し、設計者から提示されたVE案については、全体として数百におよぶ案の内容検証をしていきました。
佐藤
配水管の区分所有の問題もありました。運営段階でもトラブルにならないように、その区分をはっきりさせる。そして、共用部分の管理はどのように行うかなど、運営面についてもサポートしていただきました。
宮本
駐輪場や地下鉄の出入り口の調整など、東商の計画に大きな影響を与える様々な出来事が発生しましたが、その都度対応してくれました。
渋谷
ただ突き返すのではなく、代案をつくって再考を依頼しました。東商の利益を考え、その品格を保つことも大切です。加えてこのビルに入る3社が一体で事業を展開させていくこと、法令や自治体の決まりを守ること、これらのバランスをとり、最適化することにも注力しました。

働き方改革も進んでいます

宮本
私たちのスタッフが働くオフィス運営も好調で、働き方改革も進んでいます。
渋谷
たしか、部長職以下はグループアドレスになったと伺いました。
佐藤
東商の組織は、政策・事業・管理と3部門あり、その活動は政策提言から資格検定試験まで多岐にわたります。今は、部門間のコミュニケーションが増えてきたように思えます。
宮本
個人の荷物が減り、ペーパーレス化も進みました。とてもいい循環が生まれています。
佐藤
スタッフのコミュニケーションを活性化させたいと山下PMCさんに相談したときに、ご提案いただいた、2フロアのオフィスをつなぐ内部階段も好評です。
渋谷
フロアが違っても、空間が同じだと、一体感も生まれます。
また、体を動かすことでリフレッシュにもなります。
宮本
役員も階段を使って移動しています。全体的に残業する人が減ったのですが、階段を使って移動し、フロアの1カ所で作業しています。これは、セキュリティ管理面でもロスが少ないです。
佐藤
革新的なことが生まれる雰囲気になったと感じています。本当にありがとうございました。

プロジェクト概要

発注者 東京商工会議所
所在地 東京都千代田区丸の内3-2他
建物用途 事務所・会議室・バンケット・店舗・駐車場等
面積(丸の内二重橋ビル全体) 敷地面積 約9,900㎡/延床面積 約174,000㎡
規模/構造 地下4階/SRC造、地上30階・塔屋2階/S造 ※東商専有部は、地下2階~地上6階の一部
基本計画・基本設計・実施設計 株式会社三菱地所設計
設計監理 株式会社三菱地所設計、日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社(東京會舘専有部)
施工 大成建設株式会社
CM業務範囲 基本計画マネジメント、発注支援、設計・施工マネジメント
CM業務期間 2013年9月~2018年11月
CMr 株式会社山下PMC

■山下PMC担当者
木下雅幸、渋谷宣隆、野村康典、吉見周平、福田博、吉森美成

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・記載されている会社名、商品名は、各社の商標、または登録商標です。なお、本文中では™、®マークは基本的に明記していません。

関連する用途

  • オフィス

    多くの業界が国内のみならずグローバルな視点をもって事業を推進されているなか、最近はカーボンニュートラルへの対応も考えていく必要に迫られています。自社オフィスにおいては、企業理念を体現するブランディングの実現や、イノベーションの創出を促す空間、web会議が根付いたことへの施設側の対応が求められています。また、テナントオフィスにおいては、採算性の向上や周辺競合施設との差別化を図るブランディングに加え、在宅勤務の増加によるオフィス面積減少の動きへの対応など、新たなオフィスビルの構築が求められています。

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