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水戸市民会館(後編)

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プリツカー賞受賞者の建築が2つ並んでいる国内唯一の場所

水戸芸術館から望む水戸市民会館。ライトアップにより中のやぐら広場が浮かび上がる。

市民が毎日使う公共施設ができました

鯉渕
文化の拠点として水戸市民会館ができて半年ほどたちました。
海老澤
個人的には、建設前に上がった「街中にあっても誰も使わないだろう」という反対意見を否定できたのがうれしいです。周辺道路の混雑や駐車場不足を懸念する声にも、いい意味でことごとく〝裏切られ〟ていて、感無量です。
磯前
当初掲げた“市民のサードプレイス”が現実になっていて、感慨深いものがありますよね。
小倉
建築という面から見ると、水戸市民会館は伊東豊雄さん、隣の水戸芸術館は磯崎新さん。建築のノーベル賞、プリツカー賞受賞者の建築が2つ並んでいるのは、国内唯一ではないでしょうか。
鯉渕
この周辺は芸術・文化、音楽などを発信する場所として市民に認知され、人が集まるようになりました。そして、イベントがない日でもラウンジギャラリーなどホワイエに学生さんが毎日来て、勉強している光景を目にします。これは、本当にうれしいですね。
  • 2階の「こどもギャラリー」では、靴を脱いで、思い切りはしゃぐことができる。施設には、大人も子どもも楽しめ、寛げるスペースが多数用意されている。
  • やぐら広場の上にある「ラウンジギャラリー」。ディスプレイ棚を展示コーナーとして利用することができる。窓際は開放的で、勉強や休憩に利用可能なコーナーとなっている。オープンから約半年がたち、市民に日常的に利用されるサードプレイスとして機能している。


プロジェクト概要

発注者 泉町1丁目北地区市街地再開発組合
所在地 茨城県水戸市泉町1丁目
用途 劇場、展示場、商業
面積 敷地面積 8,284.95㎡
延床面積 23,232.35㎡
建築面積 6,952.37㎡
設計・監理 伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所 共同企業体
施工 竹中・株木・鈴木良・葵・関根特定建設工事共同企業体
事業コンサルタント 都市環境研究所
CMr 株式会社山下PMC
CM業務期間 2017年10月~2022年10月
山下PMC担当者 村田達志、小倉 哲、笠原健一、松代章生、平原美貴、松本悠里、松代章生、阿久津太一、旭 翔一、高橋純信、岡部 篤

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プロジェクトに関わったマネジャー

関連する用途

  • 公共

    2014年6月に「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が改正され、公共工事においても多様な発注方式の採用が認められたことで、DB(デザインビルド・設計施工一括発注)方式、ECI(施工者が早期に関与)方式などが普及しつつあります。一方で、自治体の技術職員が減少する中で、2020年9月には「地方公共団体におけるピュア型CM方式ガイドライン」が発行され、複雑化・高度化する事業をCM活用により着実に推進する手法が広がりをみせています。また、多くの自治体では高度成長期に建設された施設の老朽化が進み、PRE戦略や公共施設マネジメントの立案・実施も課題となっています。

  • まちづくり/複合施設

    近年「まちづくり」や「複合開発」は一段と複雑化しています。事業主のビジョン・想い、立地、地域課題、マーケットの状況、都市計画の位置付けから納期、予算にいたるまで、諸条件によって大きくプロジェクトのあり方が異なります。通常の建設プロジェクトよりも長期にわたり、10年以上の時間を要することも少なくありません。関係者の数も膨大です。そこで重要となるのが、ブレないコンセプトと変化に柔軟に対応できるスキームの構築。創造力と実現力のある最適なプレイヤーが適切なタイミングで事業に参画することもプロジェクトの成否を左右します。

  • 教育/文化/アート

    少子化が加速する社会において、学校づくりも新たな局面を迎えています。老朽化の進む学校施設を、品質などの標準化を図りながら整備したり、場合によっては民間からの活力を導入する仕組みや、施設の統廃合を視野に入れた検討も行わなければなりません。私立学校では学生獲得戦略に基づいた、ブランディングや魅力ある施設づくりも重要です。また文化・アート施設では、多様化する社会のニーズに応えるため観賞を主眼に置いた施設から体験型、食事や買い物も楽しめる複合型やリアルとバーチャルの融合への対応など、施設の役割・機能の転換が進みつつあります。

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