STORYお客さまの声

大熊町役場新庁舎:令和初の新庁舎完成 公共施設建築でデザインビルド方式を活かすノウハウとは?(中編)

「公共ならではの勘所」をおさえてDB方式を使う

必ず町側が主導権を握るようにしていました

―たとえばどんなシーンですか?

諏訪
プロジェクトには、設計者・施工者のみならず、多くの人が関わっています。進める中で、利害関係や意見の対立が発生してしまうこともあります。そんなとき、私たちは町の代弁者として、場の雰囲気を読み、全体の発言のバランスを図りながらも必ず町側が主導権を握るようにしていました。
そうした展開にドキドキしたこともありますが、結果的に山下PMCさんが落としどころを見つけてくれました。そういえば、会議の後に、諏訪さんが「あれは(町にとって)マズイですよ」とこっそり教えてくれたこともありましたよね。
諏訪
方向性を軌道修正させていただいた時のことですね。星さんがポジティブなこととして覚えていてくれたなんて、うれしいですね。

―スケジュールに不安はありませんでしたか?

志賀
今だからお話しますが、当初は実現不可能ではないかと不安もありました。
諏訪
たしかに、私も「発注図書の作成、設計・施工者の選定、発注を半年程度でやるなんて…」と思いましたが、なんとかまとめました。通常の半分も無い短期でできたのは、もちろん、私たちのノウハウだけでなく、町の方……特に志賀さんの協力が大きかったです。
佐藤
ほんとに、意思決定が早く明確でした。あのスピードがあったから、私たちは町の意見を盛り込んだ発注書を短期で作成することができました。これが、早い発注に結び付きました。敷地的な条件、防災機能等、検討に時間がかかることも短期間でまとめられていました。

行政の仕組みを崩さない形でDB方式のメリットを引き出すように注力しました

―DB方式について教えてください。

諏訪
スケジュールやコスト的なリスクを考えると、DB方式しか選択肢は無いと考えました。山下PMCは、DB方式での施設建築の実績が多々あります。また同時に、女川町庁舎でDB方式を採用した経験から、「公共ならではの勘所」をおさえておくことが必要であることもわかっていました。
佐藤
公共事業の場合、設計内容や金額に変更があった場合は、都度、庁内確認や議会の承認を取る等、適切な承認プロセスを経る必要があります。また、設計後・発注前に請負契約を締結する方式だと先行発注ができない、議会承認後の契約書が無いと正式発注ができない…といったように、ルールが厳格に定められています。そのため、承認の期間を予め見込んでおく必要があります。
諏訪
ですから、私たちは想定されるその後の業務フローを把握しておくことで、行政の仕組みを崩さない形でDB方式のメリットを引き出すように注力しました。

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