プロジェクトストーリー
ブライズワード アルモニーソルーナ表参道 プロジェクト概要
プロジェクト概要“出店者の東京進出第1号の成功に寄与
ブライダル複合施設の特性を考慮し、多岐にわたる関係者の調整を実施
東京の明治神宮前駅近くにオープンした商業施設「キュープラザ原宿」。ここに核テナントとして入居するブライダル施設とレストラン「アルモニーソルーナ表参道」の出店を支援するプロジェクト。出店者のブライズワードは名古屋を本拠地として、西日本を中心にブライダル、ホテル、飲食の複合施設を展開する新進の企業。2012年にブライダル業界のリーディングカンパニーであるテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)のグループ企業となり、東京に初出店することになった。
出店者はこれまで自社施設で事業を運営してきたことから、ビルインは未経験。資産区分の調整やコスト管理、スケジュール管理に課題を抱えていた。
山下PMCは同社から要請を受け、基本設計の中盤からプロジェクトに参画。PMとして体制の安定化とスケジュールの遅延挽回、事業費の適正化に当たった。商業テナントビルの工事で焦点となるのは、資産区分の取り合い調整だ。本プロジェクトで山下PMCは、詳細な区分設定技術を提供するとともに、ビル事業者やA・B工事の設計者・施工者などとの調整に尽力し、出店者の事業費適正化に貢献した。
同時に、出店者の費用負担で行うC工事の発注については、コストやスケジュールの合理性を鑑み、内装・設備工事、FF&Eなどを本体工事と分離発注にする方式を提案し、採用された。
さらに、施工段階では分割したC工事の工種ごとにクリティカルパスを厳密に管理しつつ、貸主の費用負担で行うA工事については関連する部分の工事条件やスケジュールの調整などを実施。多岐にわたる関係者と丁寧に協議することによって、出店者の事業展開の成功に寄与した。
出店者はこれまで自社施設で事業を運営してきたことから、ビルインは未経験。資産区分の調整やコスト管理、スケジュール管理に課題を抱えていた。
山下PMCは同社から要請を受け、基本設計の中盤からプロジェクトに参画。PMとして体制の安定化とスケジュールの遅延挽回、事業費の適正化に当たった。商業テナントビルの工事で焦点となるのは、資産区分の取り合い調整だ。本プロジェクトで山下PMCは、詳細な区分設定技術を提供するとともに、ビル事業者やA・B工事の設計者・施工者などとの調整に尽力し、出店者の事業費適正化に貢献した。
同時に、出店者の費用負担で行うC工事の発注については、コストやスケジュールの合理性を鑑み、内装・設備工事、FF&Eなどを本体工事と分離発注にする方式を提案し、採用された。
さらに、施工段階では分割したC工事の工種ごとにクリティカルパスを厳密に管理しつつ、貸主の費用負担で行うA工事については関連する部分の工事条件やスケジュールの調整などを実施。多岐にわたる関係者と丁寧に協議することによって、出店者の事業展開の成功に寄与した。
- アルモニーソルーナ表参道のエントランス。
- B1階のチャペル。天井が高く、地下であることを感じさせない。
- 祭壇の上部には新郎新婦を照らす映画撮影用の特殊なスポットライトを設置した。
- 2階のバンケットルーム。トップライトと大きな窓から自然光が射し込む。
- 2階のレストランは落ち着いた雰囲気。
- 1階のロビー。画面右手にはゲストの控え室がある。
- B1階のカクテルパーティールーム。披露宴の際には、ゲストの待ち合い室になる。
プロジェクト概要
発注者・運営者 | 株式会社ブライズワード |
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所在地 | 東京都渋谷区 |
建物用途 | 商業施設 |
延床面積 | [全体]約8,200m2 [テナント部分]約2,400m2 |
規模・構造 | [全体] 地下2階地上11階/S造・一部RC造 |
基本・実施設計者 | 株式会社イリア、北陸電気工事株式会社、日本設備工業株式会社 |
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工事監理者 | 株式会社イリア |
工事施工者 | 株式会社丹青社 |
PM業務期間 | 2014年3月~2015年4月 |
PMr | 山下PMC |
■山下PMC担当者
中原貴文、丸山優子、深瀬章子、藤沢啓一、迫田 進、大橋昭英
関連する用途
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商業施設
消費嗜好の多様化が加速するなかで、商業施設にはこれまで以上にコンセプトの斬新さや、他施設との差別化が求められています。Eコマースの成長が著しいこの時代には、実店舗ならではのコンセプトメイクも重要です。従来通りの店舗計画が必ずしも最適といえず、商空間はそのあり方自体が常に問い直されているともいえます。適切なマーケット分析・敷地分析をベースに、違いを生み出す施設コンセプトを立案し、適切なMDへと展開していくことの重要性は今後ますます高まっていくでしょう。