建設市況レポート
建設市況レポート(23年3月)
今月の建設市況と今後の見通し
祝!WBC侍ジャパン優勝!
停滞感が漂う建設業界を語るより、明るい話題にふれたいと思います。
今回のWBCは本当に感動しました。2009年のイチロー選手の決勝タイムリーも興奮しましたが、準決勝の村上選手のサヨナラ2塁打はそれ以上に興奮したと共に、涙腺まで緩くなってました(笑)。
私の子供と同じ世代の村上選手が結果が出ずに苦しんでいた中、9回裏の場面で栗山監督からの「お前に任した!」というメッセージ、そして腹を決めた村上選手のサヨナラ打!
最高でした。
さて、明るい話題は切り上げて、いつものとおり、建設業界についてお伝えします。
数ヶ月で劇的に変化するようなことはなく、高止まり状態が続いているようです。
- 石膏ボード(内装壁材の下地材):2月から30%値上げ
- 生コン2月の出荷が前年比9.7%減:需要の底は固いが技能労働者不足により停滞
- 異形棒鋼:4月から3000円(約3%)値上げ
日経新聞にはこのような記事が掲載されていました。
値上げ自体が悪いとは思いませんが、先月も述べたように物価高がここまで続くと事業収支の計算がズレてしまい、建設投資自体を見直すことにつながるので注視していく必要があります。
さて、下記に先月のコスト状況(3月初旬発表)をお伝えします。
1.資材、建築費指数の傾向
鉄鋼系資材、RC系資材とも先月に続き、横ばいです。(スクラップを除く)
建築費指数については横ばいとなりました。S造、RC造ともおよそ1年ぶりです。
資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)
推移傾向
現状維持
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
上昇
- ●鉄スクラップ H2 東京
現状維持
- ●異形棒鋼16ミリ 東京
- ●山形鋼6×50ミリ 東京
- ●H形鋼5.5×8×200×100ミリ 東京
下降
- ●熱延鋼板1.6ミリ 東京
資材、建築費指数の推移(RC系)
推移傾向
現状維持
●建築費指数 東京 事務所 RC 建築
現状維持
- ●セメント バラ 東京
- ●普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京
- ●生コンクリート 建築 180キロ強度 東京