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施設運営の勘違い

症例3:「社員のやる気削ぐ症」社員エンゲージメントを高める働き方改革を

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症例3:「社員のやる気削ぐ症」社員エンゲージメントを高める働き方改革を

症例3:「社員のやる気削ぐ症」社員エンゲージメントを高める働き方改革を

施設運営・施設管理部門は、多忙でも人手の確保が難しいのが現状。そこで、連載第3回目は、山下PMCの『Facility Dr.』西村が、社員エンゲージメントを高める働き方改革の実践手法をご紹介します。

「働き方改革の成果が出ない」、「募集してもいい人材が集まらない」、「そもそも、何から手をつければよいのかわからない」。こういったお悩みを解決するためには、『時間基準の働かせ方改革』から『エンゲージメント基準の働き方改革』に切り替える必要があります。
今では「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がすっかり浸透しましたが、「ワーク・アズ・ライフ」という言葉もよく耳にするようになりました。この二つの言葉が示しているのは、仕事観は人それぞれだということです。

『ムーブ ユア バス』で仕事観の違いを可視化

『ムーブ ユア バス』で仕事観の違いを可視化

ところで、皆さまは「ムーブ ユア バス」をご存知ですか?動かすべき事業をバスにたとえ、組織のリーダーである「ドライバー」が、「バスに乗る4タイプのメンバー」から最大の可能性を引き出すための組織論です。
この組織論と仕事観の違いから、組織のリーダーが力を注ぐべきポイントが見えてきます。それは、仕事観の異なる「ランナー」と「ジョガー」がそれぞれ活き活きと働くことができる『仕組みづくり』です。この仕組みができれば、ウォーカーやライダーが、ランナーやジョガーを手本にして自発的に成長していく姿も見えてきます。 ランナーやジョガーのやる気を削ぎ、ウォーカーやライダーの居心地を良くする『時間基準型』の働かせ方改革を強行してしまうと、組織全体のパフォーマンスを大きく低下させることになりかねません。そこで、私たちFacility Dr.は、以下3つのポイントで、『エンゲージメント基準型』の働き方改革をご支援しています。

【引き算】業務の『棚卸し・分析』を行い、総量を減らす。要件定義に時間や労力をかけず、小単位で「仮説構築 → 試行運用 → 検証」を繰り返しながら適用範囲を拡大。

【足し算】「今まで出来ていなかったこと」を可視化。施設運営・管理では、特に「事業と施設をつなげる視点」、「ファイナンスの視点」が抜けていることが多いので、経営企画や財務部門などの意見を取り入れながら進めていくことが重要。

【掛け算】改革で社員エンゲージメントが低下しないように、社員の得意分野を活かし、不得意分野を補う仕組みをつくる。新しい仕組みが健全に廻り出すまでの間は、社内外のサポートが必要不可欠。『課題設定』が苦手な社員には助言・可視化機能、『課題解決』が苦手な社員には外部委託機能を補完することで、現業を廻しながら社員のスキルアップを目指す。

「引き算」「足し算」「掛け算」で進める働き方改革

「引き算」「足し算」「掛け算」で進める働き方改革

施設運営を成功させるためには、まずは社員が活き活きと働ける仕組みづくりを。「引き算」「足し算」「掛け算」で社員エンゲージメントを高める働き方改革を進めていきましょう。

西村 貴裕

山下PMC
事業管理運営本部 プロジェクトマネジャー
西村 貴裕(にしむら たかひろ)

立命館大学大学院理工学研究科修了。大手建築設計事務所で電気設備設計を経験した後、コンサルティングファームでBPR・BPO業務を推進。その後、外資製造会社で、管理会計、内部統制、業務改革、システム導入などの経営企画業務を推進後、山下PMC入社。

※本記事は、「週刊ビル経営」第1064号(2018年8月6日発行)に掲載されました。
発行元であるビル経営研究所の許可を得て、掲載しています。

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