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京都悠洛ホテル 二条城別邸 Mギャラリー ホテルの価値を高めるプロの視線

二条城は徳川家康によって1603年に築城。京都御所の守護を担った荘厳な佇まいの平城です。幕末は最後の将軍・徳川慶喜が、大政奉還を表明した歴史の舞台でもあります。京都を代表する歴史的建築物を望む立地に、相応しい価値を備えたホテルをつくる。その実現に、山下PMCは、建築・照明・インテリア・ランドスケープの担い手たちを集め、視線の先をひとつにするワンチームを構築。どのような思いを重ね、何が実現したのかを振り返ります。

京都悠洛ホテル 二条城別邸 Mギャラリー
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施設紹介:京都悠洛ホテル 二条城別邸 Mギャラリー

パリを拠点とし、世界110カ国に5,000を超えるホテル・リゾートを展開する「アコー」のプレミアムホテルブランド「Mギャラリー」。
⽇本に初上陸した同ブランド「京都悠洛ホテル Mギャラリー」の別邸として、「京都悠洛ホテル ⼆条城別邸 Mギャラリー 」が2020年11⽉28⽇(⼟)に開業。
“上質な⾮⽇常を”提供するスモールラグジュアリーホテルが注目を集めている。
(写真:ナカサアンドパートナーズ 中道淳)

話し手のご紹介

  • 光井純さん

    光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所 株式会社

  • 橋本夕紀夫さん

    有限会社橋本夕紀夫デザインスタジオ

  • 内原智史さん

    有限会社内原智史デザイン事務所

  • 藤田久数さん

    有限会社ソラ・アソシエイツ

  • 三原大介さん

    リシェス・マネジメント株式会社 取締役
    不動産運用事業本部長 兼 資産開発部長

  • 高岩遊さん

    大成建設株式会社 設計本部 建設設計第二部 設計室

  • 山地英樹さん

    大成建設株式会社 関西支店 作業所長

  • 佐藤智香

    山下PMC 事業創造推進本部 第四部 チーフプロジェクトマネージャー

古都のまち並みに
あるべくしてある佇まいを実現

   京都を代表する歴史的建築物を望む立地に、相応しい価値を備えたホテルをつくる。その実現に、山下PMCは、建築・照明・インテリア・ランドスケープの担い手たちを集め、視線の先をひとつにするワンチームを構築。
写真:ナカサアンドパートナーズ 中道淳

ホテルに滞在中も、外の空間、
京都そのものを感じる。


ホテルは、二条城の南側に位置し、立地の北側が施設の正面となって城と対峙します。設計を担当された光井さんは、「場所の価値の最大化」を念頭に配置計画に取り組んだそうですね。

 
光井
真正面の二条城は、城としての荘厳さに加え、水をたたえたお堀とそれに沿った森が美しい景観をつくっています。何とかしてその自然の美しさをホテルの敷地のなかに取り入れたいと考えました。庭を囲むコの字型に建物を配し、庭と二条城の自然を空間的に連続させています。外観の意匠に関しては、三寸勾配の屋根をかけるという条例がありました。これを制約とは捉えずに、積極的に活かし、仏堂などに用いる裳階という二重の屋根の重なりを表現。これにより、二条城の屋根の重なり、お堀との風景の重なり、そうした景観との連続性をホテルの外観で表現しています。
橋本
私は室内空間のインテリアを担当しましたが、今回は、光井さんのコンセプトを最初に十分理解し共有することからスタートしました。二条城から庭までの空間的つながり。それを途切れることなく、室内空間にもつなげていく。そうした施設全体のコンセプトと一致した空間をつくる大きな役割をインテリアも果たしています。

ロビーには、岩を切ったような大きなテーブルがあり、表面に庭が映り込み、季節や時間で変化する幻想的な空間を演出していますね。

橋本
庭にある水鏡と重なる連続性を、屋内にももたせ、そこに景色を取り入れ増幅させるのが狙いです。風景を背景として活かす造園の「借景」の技法をインテリアで試みました。ホテルに滞在中も、外の空間、京都そのものを感じる。それを味わっていただきたい。
写真:ナカサアンドパートナーズ 中道淳

内原さんは京都のご出身。担当されたホテルの照明で京都らしさを意識した点はありますか?

内原
京都のまち並みの狭い小道には、暗い奥行きがあります。その奥へ奥へと誘う、どきどきするような感覚。今回のコンセプトである、屋内にまで続く空間の連続性と共通するものがあると思い光でそれを表現しました。

玄関からのアプローチも、この先に何があるのだろうと思わせる奥行きがありますね。

内原
パッと見ただけでは空間の全部は分からない。そうした周囲との程よい距離感は、自分のプライベートの居心地のよさを感じさせます。橋本さんのインテリアとの相乗効果もあり、どきどきする非日常とくつろげる空間を照明演出で実現できたと思います。特に夜は、屋内のアプローチの照明を落とし、庭の風景が一層浮き立ち、屋内のアートも見え方を変えます。そうした時間も楽しんでいただきたい。

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