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八幡屋 別館 帰郷邸 今の人が求める非日常を叶える里山リゾートの新施設~納得感の高い投資判断のためにCMがしたこととは?(後編)

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施設・設備の健康診断で
持続可能な経営を実現する

別館 帰郷邸のオープン後、山下PMCでは、本館の改修に関する「Facility Dr.」のサービスを受諾しました。

お客さまの課題を他人ごとにしない

会長
今回、山下PMCからの提案で常に土台にあったLCM(ライフサイクル・マネジメント)は、事業継承を考え始めていたころからの課題に我が意を得た想いでした。自分の経営を振り返れば、転換期の発想はまさにそれでしたが、当時の右肩上がりの経済状況とは異なる今後の経営でも必要な視点ですね。
LCMは、人の健康診断と同じです。お客さまの側に立った専門家と一緒に、見えていない部分、何事もなく使っている部分に目を向けることで将来的に治療が必要になる点があらかじめ把握できます。その重要性をご理解いただけました。
  • 食事処の入口。巨大な石は、建設初期段階から屋内に入れておく必要があった。
社長
事業継承とは、この本館も八幡屋の価値として受け継ぐものです。経年に伴う設備の維持に今後いくら必要か、どのタイミングで何をすればいいのか。日々の顧客対応に追われながら、対処としての治療を行う施工担当者とすべての「?」を確認するのは不可能です。それらを全部、いつ何をするのか、いくら必要かを見える化してもらえた。私も未来を見据えた経営判断が可能になりましたし、将来、設備維持にどれだけのコストがかかるのかを金融機関に示すことで弊社の信用も上がりました。山下PMCさんにお願いするのであればもっと早く決断すべきだったと実感しています。
  • 自然景観に溶け込んだ露天風呂の施工は、安全確保も課題となった。

旅館経営において施設・設備には見えないリスクが潜在化しています。八幡屋の第三の創業では、CMの知見が活かされました。

  • 貸し切り風呂。
  • 伝統的な左官職人の技をおしみなく使った内装。

プロジェクト概要

発注者・施設所有者・運営者 株式会社八幡屋
所在地 福島県石川郡石川町大字母畑字樋田75番の1
建物用途 ホテル、商業施設
面積 食事処棟・温浴施設増築
敷地面積62,558.57㎡
建築面積10,502.57㎡
延床面積27,802.90㎡
設計・監理 株式会社倉橋建築計画事務所
施工 前田建設工業株式会社 東北支店
CMr 株式会社山下PMC
CM業務期間 2017年9月~2019年7月
山下PMC担当者 丸山優子、山本典男、鈴木紀行、日比生慶、東 優介、佐藤哲之、吉森美成、関根雄二郎、菅原 修、岡部 篤

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・記載されている会社名、商品名は、各社の商標、または登録商標です。なお、本文中では™、®マークは基本的に明記していません。

関連する用途

  • ホテル

    現代のホテルビジネスでは、所有・経営・運営を分離し、それぞれのリスクに応じて利益の分配を行う事業方式が日本においてもスタンダードとなりました。事業主が所有・経営・運営いずれの立場であっても、事業のどのフェーズにおいても、経営的側面と建築的側面の双方から常にリスクとリターンを明確にした、専門的コンサルティングサービスが求められています。また、近年ホテルのグレードは高くなる傾向が強くなっています。一般的にホテルのグレードが高くなるとサービスも質と量ともに増えるため、施設のグレードや複雑さも高くなります。それにより、関わる設計者、施工者、デザイナーやコンサルが増えるだけでなく、事業主側でも求められる対応が高度化しています。

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