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森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス

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チームラボの約60作品を体験できる、
世界に類をみない圧倒的スケールの空間

約1万㎡のスペース、デジタルアートを体感できるこのミュージアムには、オープンからたった5ヶ月で100万人以上が来館。年齢、性別、国籍、文化を超え、これまでにない、新しい体験ができるミュージアムとして、世界的にも注目されています。 山下PMCはPMとして、このミュージアムの構想から、チームラボや森ビル、パートナー各社と伴走してきました。 “ボーダレス”というコンセプトの比類なき空間が、どのようにつくり上げられたのかを語っていただきました。

森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス

施設紹介:森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス

2018年6月にお台場にオープン。境界なくつながっていく作品群は、季節に合わせて変化。アートの世界に没入し、体験できる施設。
東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン

話し手のご紹介

  • 松本 明耐さん

    チームラボキッズ株式会社 代表
    チームラボによる、共創(共同的な創造性)のための教育的なプロジェクトであり、実験的な場である『チームラボ学ぶ ! 未来の遊園地』を世界に広めている。チームラボは、アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。

  • 杉山 央さん

    森ビル株式会社
    MORI Building DIGITAL ART MUSEUM 企画運営室長
    学生時代からまちを舞台にしたアート活動を展開し、2000年に森ビル株式会社へ入社。タウンマネジメント事業部、都市開発本部を経て、森アーツセンターの企画・運営チームリーダーに。六本木ヒルズで数々のイベントを手がける。都市を舞台に開催されるテクノロジーアートの祭典「MEDIA AMBITION TOKYO」を共同で企画運営する他、「六本木アートナイト」などの企画を担当。「ボーダレス」では企画運営室長を務める。

  • 土橋 太一

    山下PMC
    事業創造推進本部 第四部
    ホスピタリティ・コンサルティング部門 部長
    山下PMCに入社し、大規模複合開発、鉄道会社系収益事業、ホテル事業、新規事業立ち上げプロジェクトなどを多数担当。特に、まちづくりや新規事業分野における事業創造・推進に精通している。

ここでしか得られない体験を提供

館全体がひとつの作品というコンセプト『森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス』(以下・ボーダレス)。花が咲き、蝶や鳥が空間を移動する―。同じ空間に長時間いても、目の前に現れる作品は異なる―全く新しい体験ができる空間構築に、山下PMCが深く関わっています。

松本
チームラボは2001年の設立からアートを発表しています。コレクター向けの作品もありますが、空間を使った作品も多く、シンガポールの常設展『FUTURE WORLD : WHERE ART MEETS SCIENCE』で成功を収めています。そんな常設展を日本でもつくりたいと考え、山下PMCに相談しました。
杉山
森ビルは、都市の魅力を高めるためには、文化と芸術が必要だと考えています。私は六本木ヒルズの『森美術館』で多くの展示企画を手がけており、その経験から、国内外の方々が来てくれる魅力的なミュージアムを東京につくりたいと思っていました。
土橋
松本さんのお考えを聞き、事業の組み立てや、技術的支援も含めて、長い時間をかけて相談していきました。その後、チームラボと森ビルが出資する形での事業が決定し、場所もお台場のパレットタウンに決まり、本格的にプロジェクトがスタートしました。

パートナーの選定、スケジュールとコストの管理、山下PMCがいたからプロジェクトが回った

―ここはもともとゲームセンターやボーリング場が入ったアミューズメント施設でした。

杉山
リニューアルは大変です。既存の施設を活かしつつ、壁をどこに立てるかということを考え始めました。
松本
私たちのアートは空間と一体となった作品なので、建築の要素が重要です。実際に、作品別に壁紙を使い分けています。肌触り、色の出方などを計算して、こだわってつくりました。山下PMCがいなかったら、このプロジェクトは回らなかったんじゃないかな。
杉山
私もそう思います。土橋さんはじめ、山下PMCの皆さんには、特に、スケジュール管理、業者選定、コスト管理の3つの要素で助けていただきました。
松本
プロジェクトが動き出すと、いつまでに何をしなくてはいけないという判断の連続になります。来週までに、ここまで決まらないと、次の作業ができない。枝分かれが止まると、すべてが止まる。工期も非常に短期でした。
杉山
あの短期間で本当にできるのかと、社内でもいわれていました。そもそも、人手不足や資材高騰などの背景があるなか、建築業者が仕事を請けてくれるのかという心配があったのですが、そこも山下PMCさんが仕切ってくれた。

  • MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless

  • 呼応するランプの森 – ワンストローク, Fire:人がランプの近くで立ち止まり、じっとしていると最も近いランプが輝き音色を響かせ、伝播していく。
    呼応するランプの森 – ワンストローク, Fire / Forest of Resonating Lamps – One Stroke, Fire teamLab, 2016, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
  • 人々のための岩に憑依する滝:人が作品の上に立ったり、作品に触れると、水の流れを変える岩のように、その人自身が岩となり、水の流れが変化していく。
    人々のための岩に憑依する滝 /Universe of Water Particles on a Rock where People Gather teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

プロジェクトに関わったマネジャー

関連する用途

  • 教育/文化/アート

    少子化が加速する社会において、学校づくりも新たな局面を迎えています。老朽化の進む学校施設を、品質などの標準化を図りながら整備したり、場合によっては民間からの活力を導入する仕組みや、施設の統廃合を視野に入れた検討も行わなければなりません。私立学校では学生獲得戦略に基づいた、ブランディングや魅力ある施設づくりも重要です。また文化・アート施設では、多様化する社会のニーズに応えるため観賞を主眼に置いた施設から体験型、食事や買い物も楽しめる複合型やリアルとバーチャルの融合への対応など、施設の役割・機能の転換が進みつつあります。

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