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朝日新聞社(2)ハイアットセントリック銀座東京(後編)

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訪日外国人が増加している絶好のタイミングでのオープン

チームアップのための取りまとめ役を山下PMCが担ってくれました。

宍道
それはこの事業全体の潤滑油のような存在という、非常に重要な立場でしたね。おかげで、プロジェクトが当初の計画通りに進んでいきました。各社それぞれに思い入れがあり、一つになって毎週会議をするたびに、様々なことが決まっていく。後々にも懸案があがらぬよう、様々なサポートをしていただきました。
中上
もちろんすべてがスムーズにいったわけではありません。よりよい計画にしようと議論を重ねれば、当然コストが上昇し予算をオーバーする懸念もありました。たとえばレセプションの吹き抜けは当初なかったのですが、私たちの提案を設計者やインテリアデザイナーに形にしていただきました。
  • ハイアットセントリック銀座東京
諸山
吹き抜けがあるかないかで、ホテルの風景は段違いに変わります。吹き抜けには梁が太くなるなど、コストがかかるのですが、その代わりにどこを圧縮するかということも同時に考えていました。

また最上階の「ナミキスイート」も当初はなかったプランでした。
中上
それでも、1番列車、2番列車と段階を踏み、よりよい品質でコスト、スケジュールを遵守するマネジメントを山下PMCが担ってくれました。
宍道
当初の計画より1カ月も早く完成しました。私たちは日々、新聞を作っています。締め切りのある中で創造性のバランスを図りながら、スピード感をもって遂行していただけました。鹿島建設さんには、計画通りの品質を確保していただいた上で、スケジュールの短縮化も協力していただいた。
諸山
結果的に品質、予算、スケジュールのいずれにおいても、当初のお約束を守ることができました。
中上
今、こうして開業してみると、先の話のようにプロジェクトがリスタートした2013年には、現在のように訪日外国人が3000万人に迫る勢いとは、誰もが予想していませんでした。
丸山
早い時期に、ご決断されたことで、今、絶好のタイミングでオープンできたことは、本当によかったです。
  • 吹き抜けのフロントレセプション。ソファの形を揃えていないのに統一感がある空間。
  • 吹き抜けから見下ろすバー。近くにある階段の側面の絨毯には、活字がモチーフとして織り込まれている。

ここを拠点に銀座を遊び尽くしてほしい

中上
ホテルのカテゴリーの中では、ライフスタイル提案型。いわゆるフルサービス型のラグジュアリーではなく宿泊に重点をおいたものです。
宍道
銀座の街を冒険し、ここを拠点に遊び尽くしてくださいというメッセージがコンセプトに込められています。明治時代から商業の街として栄えた銀座の新しいライフスタイルを提案できる、非常にいいホテルができました。
中上
そもそも私たちは新聞社であり、ホテル業は本業ではありません。そんな当社に対し、方向性を決めて、最後まで併走してくださった。
丸山
朝日新聞社様にとって、2つの大きな開発案件に参画でき、私たちも大きな力となりました。
宍道
街も人も変わりゆき、価値観も激変する時代の中で、私たちのDNAを明確に残した形でいいスタートを切る事ができました。

プロジェクト概要

事業主 株式会社朝日新聞社
所在地 東京都中央区銀座6丁目103番地2
建物用途 ホテル、商業施設
延床面積 18,459.86m2
規模/構造 地下3階、地上12階/SRC造+RC造+S造
基本設計者 株式会社日建設計
実施設計者・
工事監理者
鹿島建設株式会社
工事施工者 鹿島建設株式会社
インテリアデザイナー 株式会社STRICKLAND
PM/CM業務期間 2014年1月~2017年10月
CMr 山下PMC

■山下PMC担当者
丸山優子、土橋太一、諸山隆法、大橋靖史、松浦裕、大橋祐則、深瀬章子、佐藤智香、炭山数文

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プロジェクトに関わったマネジャー

関連する用途

  • ホテル

    現代のホテルビジネスでは、所有・経営・運営を分離し、それぞれのリスクに応じて利益の分配を行う事業方式が日本においてもスタンダードとなりました。事業主が所有・経営・運営いずれの立場であっても、事業のどのフェーズにおいても、経営的側面と建築的側面の双方から常にリスクとリターンを明確にした、専門的コンサルティングサービスが求められています。また、近年ホテルのグレードは高くなる傾向が強くなっています。一般的にホテルのグレードが高くなるとサービスも質と量ともに増えるため、施設のグレードや複雑さも高くなります。それにより、関わる設計者、施工者、デザイナーやコンサルが増えるだけでなく、事業主側でも求められる対応が高度化しています。

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