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JAPAN BASE(後編)

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現在進行形で探る既存施設の開発モデル

クラブハウスのエントランス。山下PMCでは、事業構想策定、ブランディング、施設デザイン、施設改修計画の立案、実施。FFEの調達支援も担当し、外装・内装・家具什器備品を含めたブランディングイメージの統一を実現した。

ラグビーだけでなく社会を変えるような仕掛けのあるプロジェクトです

鈴木
このプロジェクトにはまだ完成図がありません。フェーズゼロ段階の建物改修が終わり、今フェーズワンに入ったばかりです。と言いましても、実はフェーズがどこまで上がるのかも決まっていません。私たちはJAPAN BASEをいかに育てるべきか、そしてそのために限られた時間と予算の中でどんな方法が採れるのか。山下PMCからご提案いただきながら、一緒に歩んでいきたいと思っています。
田村
JAPAN BASEが完成した時、スポーツの価値による社会活性化の点で、ここが日本中のお手本の一つになっている、そんなプロジェクトにしたいですし、私自身も成長していけると嬉しいです。
平原
私にとっては初めてのスポーツ事業のお仕事ですが、社会を変えるきっかけになるプロジェクトだと感じています。
池口
スポーツ全般に言えることですが、特にラグビーには「自由と規律」という考え方があります。ラグビーは一チーム15人と、フィールドスポーツの中では一番人数を要するスポーツです。それぞれ、ポジションは決まっていますが、誰が何をやってもいい。小柄な人がタックルしてもいいし、体格の大きな人がボールを蹴ってもいい。それぞれが自身で役割を見つけ、自由に動きながら次の人にボールをつなぐ。それがラグビーです。JAPAN BASEも同じだと思います。「自由と規律」を大事に、新しい価値につなげていきたいですね。
三河
そうですね。「自由と規律」は今回のプロジェクト推進上も非常に重要で、それぞれの関係者が連携しあってまだ見えていないベストゴールを目指しています。私たちも同じイメージを共有しながら、ご支援を続けたいと思います。
  • クラブハウスには食堂もあり、取材時も多くの選手たちが利用していた。


プロジェクト概要

発注者・運営者 公益財団法人日本ラグビーフットボール協会
所在地 福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭1丁目2番2号
用途 ラグビー日本代表の強化拠点
規模 敷地面積:約54,000㎡
主要施設:クラブハウス(4,964㎡)/コミュニティセンター(830㎡)/グラウンド( 第1/第2 、いずれ も天然芝、ナイター設備あり)
施設改修設計・施工 松尾建設株式会社
PMr/CMr/施設ブランディング/デザイン監修 株式会社山下PMC
株式会社TOKYOJP
株式会社パラドックス
PM/CM業務期間 2022年9月~進行中
山下PMC担当者 三河一喜、田村真吾、平原美貴、水村智晴、後藤直樹、神林弘行、鈴木一成、百田克彦

関連する用途

  • スポーツ・エンターテイメント

    これからの街が、より良い街であり続けるためには、市民に選ばれる魅力が必要不可欠です。今、その有力な魅力となりうるものにスポーツやエンターテインメントがあります。にぎわいのある街となるための在り方とは?スタジアム、アリーナの事業収益が成立するための工夫とは?日本の未来を力強くドライブする、しかし誰も答えを創れていないソリューションが、強く求められています。

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