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JFA夢フィールド 選手育成・代表強化・指導者養成・普及、日本のサッカーを育て、魅力を発信する拠点

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選手育成・代表強化・指導者養成・普及、日本のサッカーを育て、魅力を発信する拠点

公益財団法人日本サッカー協会(以下、JFA)の拠点施設「JFA夢フィールド」が千葉県立幕張海浜公園内に完成しました。山下PMCでは、施設建設のCM業務、隣接する野球場「千葉マリンスタジアム」との相乗効果によるスポーツと連動した賑わい創出事業のPM業務を担当しました。 日本のサッカー界を支え、サッカーの魅力を全国に発信する。その想いをかたちにする5年間に及ぶプロジェクトでは、山下PMCの基本姿勢「発注者の側に立って考える」「一緒に目標を目指す」を貫きました。

JFA夢フィールド 選手育成・代表強化・指導者養成・普及、日本のサッカーを育て、魅力を発信する拠点

施設紹介:JFA夢フィールド

JFA夢フィールドは、JFAが提唱する「選手育成・代表強化・指導者養成の三位一体+普及」の核となる拠点で、男女各カテゴリーの代表スタッフ、指導者や審判員のインストラクター、また、メディカルやフィジカル、テクニカルの専門スタッフが日々活動を共にする中で課題を共有し、それを解決していくことを目指しつくられた。

話し手のご紹介

  • 島田信男さん

    公益財団法人日本サッカー協会
    JFAナショナルフットボールセンター
    準備グループ グループ長

  • 津内香さん

    公益財団法人日本サッカー協会
    指導普及部
    指導者養成グループ

  • 間下典大

    山下PMC
    事業創造推進本部 第一部
    プロジェクトマネジャー

  • 柿田浩介

    山下PMC
    事業創造推進本部 第四部
    プロジェクトマネジャー

  • 野﨑文香

    山下PMC
    事業統括本部 事業統括部
    ヴァイスプロジェクトマネジャー

何がしたいのか?何が必要なのか?
発注者の側に立ち一緒に考える

クラブハウス正面の大きなひさしは、利用者をおもてなしの心で「迎え入れる」を表現し、木の素材を用いて「日本の良さ・魅力」を伝えるデザイン。侍の刀、大和撫子のなぎなたがモチーフになっている。

相談相手としてではなく、並んで、肩を組み、一緒に考えてくれました

「JFA夢フィールド」は、どのような施設として計画されたのでしょうか。

島田
従来、JFAが日本代表の強化や選手育成のために利用していた施設(ナショナルトレーニングセンター)としては、「Jヴィレッジ」(福島県)、「J-STEP」(静岡県)、「J-GREEN堺」(大阪府)があります。これらは建設時にJFAがアドバイザーとして協力し、練習場としてお借りしている施設です。一方、「JFA夢フィールド」は、JFAが自らつくり、所有する初のトレーニングセンターとして計画されました。
津内
JFAは、サッカーを統括するスポーツ中央競技団体です。日本のサッカーの継続的な強化と普及を図るために活動し、選手育成や日本代表の強化、さらに指導者養成も重要な活動です。「JFA夢フィールド」は、この3つの活動と「サッカーの普及」の拠点施設として、2014年から検討を開始しました。

いつ頃、山下PMCのサポートが必要だと思いましたか。またその理由はなぜですか。

津内
海外の事例を調査し、機能・規模・立地などの条件を整理。自治体等にお声かけをするなかで、県立幕張海浜公園内の敷地利用について千葉県に検討をお願いしました。成田と羽田の国際空港や東京駅からのアクセスのよさ、ホテルが近い等、条件が揃っており、有力候補地になりました。この段階で、建築のマネジメントをしてくれるパートナーが必要だと考えました。
島田
調査に基づき、ピッチの面数、施設の設備、利用する人員の規模等が見えてきましたが、その時点では必要項目のリストといったものでした。それがこの候補地で具体的にどのように施設として形になるのか。建築というフェーズに移行する経験やノウハウが私たちはありませんでした。
そこで相談できるパートナーを選ぶためのプロポーザルを実施したところ、山下PMCさんの提案に惹かれました。
津内
第一印象で感じたのは、日本では先例のない施設をつくる難しさを理解されている点でした。私たちの意見や要望を聞きながら、一緒に考える作業をしてくれそうだと思えたのです。
島田
当初、パートナーには、「向き合ってくれる存在」を期待していました。しかし、山下PMCさんは、「発注者の立場に立つ」と言ってくれたのです。私たちが思い描く日本のサッカーの未来を育てる施設を実現するために、同じ側に立ち、一緒に並び、肩を組んで取り組む。その考え方・姿勢は、他にはない山下PMCさんの強みだと思いました。

CM業務開始は2015年7月からですね。どのように進めていきましたか?

野﨑
2016年3月までに基本計画を策定することを目標に、週1回のペースで定例会を重ねました。
柿田
最初に9ヵ月間のタイムスケジュールをつくりましたが、定例会の度に新たな課題が見つかる。提案し、意見を聞き、修正するなかで私たちもサッカーのことを理解する。2015年12月頃までは、そのラリーをくり返していました。
間下
当社ではスポーツ施設の経験・実績はありますが、その型にはめたナレッジでやろうとするのはやめようと最初に決めました。「他ではこうです」では上手くいかない。JFAさんがこの施設で何をやりたいかを理解し、そのために何が必要かを一緒に見いだす。そうしてはじめて当社の知見を活かし、建築へと落としこむことが可能になると考えたのです。
  • Copyright©2018 MITSUBISHI JISHO SEKKEI INC.TODA CORPORATION All Rights Reserved.
    ①クラブハウス:選手のトレーニングルーム・ロッカー・入浴施設、ミーティングルーム、カンファレンスルーム、JFA職員のオフィスなどが入る。
    ②Aピッチ(天然芝)と③Bピッチ(天然芝)はサッカー日本代表選手が使用。
    ④フットサルアリーナ:フットサルや雨の日の室内トレーニングにも使用予定。
    ⑤Cピッチ(人工芝)と⑥千葉県フットボールセンターDピッチ(人工芝)は、JFAの活動の他、地域のサッカー活動やイベント等にも開放。
    ①〜⑤の施設には「高円宮記念JFA夢フィールド」の名称がつく。

関連する用途

  • スポーツ・エンターテイメント

    これからの街が、より良い街であり続けるためには、市民に選ばれる魅力が必要不可欠です。今、その有力な魅力となりうるものにスポーツやエンターテインメントがあります。にぎわいのある街となるための在り方とは?スタジアム、アリーナの事業収益が成立するための工夫とは?日本の未来を力強くドライブする、しかし誰も答えを創れていないソリューションが、強く求められています。

  • まちづくり/複合施設

    近年「まちづくり」や「複合開発」は一段と複雑化しています。事業主のビジョン・想い、立地、地域課題、マーケットの状況、都市計画の位置付けから納期、予算にいたるまで、諸条件によって大きくプロジェクトのあり方が異なります。通常の建設プロジェクトよりも長期にわたり、10年以上の時間を要することも少なくありません。関係者の数も膨大です。そこで重要となるのが、ブレないコンセプトと変化に柔軟に対応できるスキームの構築。創造力と実現力のある最適なプレイヤーが適切なタイミングで事業に参画することもプロジェクトの成否を左右します。

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