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ABS秋田放送 新社屋 日本一“コンパクト”なラテ兼営局

株式会社秋田放送(以下・秋田放送)は県内最初の民間ラジオ放送局「ラジオ東北」として1953年に誕生。60年にはテレビ放送を開始し、以降、ラテ(ラジオ・テレビ)兼営局として、地元密着型の放送事業を続けています。設備の老朽化、建物の耐震性などの課題から、本社の建て替えが決定し、2013年から山下PMCがCMとしてプロジェクトに参画しました。日本一“コンパクト”なラテ兼営局完成までの歩みを紹介します。

ABS秋田放送 新社屋 日本一“コンパクト”なラテ兼営局
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施設紹介:ABS秋田放送 新社屋

日本テレビをキー局として、ニュース、スポーツ中継、教養娯楽番組などを放送するABS秋田放送。ローカル制作にも力を入れており、広く県民の信頼を得ています。新社屋は2019年6月、JR東日本 秋田駅前に完成。放送設備や什器などの導入の後、2020年4月1日に完全移転予定。所在地:秋田市中通

話し手のご紹介

  • 立田 聡さん

    株式会社秋田放送
    代表取締役社長

  • 栁沼秀光さん

    株式会社秋田放送
    常務取締役 経営推進局長

  • 野村康典

    山下PMC
    取締役 副社長執行役員

  • 重冨博之

    山下PMC
    事業創造推進本部 第二部
    プロジェクトマネジャー

  • 石原卓哉

    山下PMC
    事業創造推進本部 第二部
    プロジェクトマネジャー

コンセプトから絶対にブレない施設を造る

本プロジェクトは、山下PMCにとって初の放送局案件でした。長期間にわたるプロジェクトを振り返り、特に印象的なシーン、変換点となった出来事を中心に話を伺いました。

放送局の象徴である鉄塔は秋田駅前の新たなアイコンに。1階にエントランス、多目的ホール、スタジオ、機材室などを備え、2階に放送事業の主要機能を集約。3階はガラスカーテンウォールとし、駅の景観をオフィスに取り入れることができる。

秋田放送の将来はどうするべきか?考えるきっかけになりました

―秋田放送はどのような存在なのでしょうか?

立田
地元の方は歴史が古く、真面目な放送局というイメージを持つ人が多いと感じています。これは確かに長所ではありますが、新しいことを始めるよりは、堅実に継続する道を選ぶ傾向が強いということでもあります。でも、令和はローカル局にとって非常に厳しい時代になります。今回の新社屋は、報道・メディアの人間として、新しいことに果敢にチャレンジするマインドに秋田放送を変えていくグッド・タイミングでした。
栁沼
新社屋の検討が始まったのは2012年です。新社屋はこれからの時代の秋田放送のあり方を象徴するものだというイメージはありましたが、実際に“器”となる施設はどのように造ればいいのか分かりませんでした。

―CMという仕事は、現在ほど普及していませんでしたが、なぜ導入されたのでしょうか?

栁沼
私はもともと放送技術の専門家です。しかし、建築は全くの素人。建物を造るにあたって、我々の立場から言いにくいことや、どうしていいか分からないことに応えてくれる存在が必要でした。
立田
私自身はCMの存在は知っていましたが、実際に何をしてくれるのか?当初は、まるで雲をつかむイメージでした。
野村
お問い合わせいただいて、「何としても山下PMCを受け入れていただきたい」という意気込みでプロポーザルに挑みました。
立田
真夏のうだるような暑さの会議室で、山下PMCの皆さんが、汗をかきながら強い熱意と情熱が伝わるプレゼンテーションをしてくれました。そのとき、「この人たちなら、一緒に最後まで走り切ってくれる」と全員一致で確信しました。
栁沼
ものづくりをしてきた私の経験上、結局、人と人とのつながりが重要なのです。この人、この会社だったら、私たちの夢を叶え、未来を切り拓いてくれるだろうと思いました。それに、CMがいなければ、素人判断になり、禍根を残すことになりかねない。このプロジェクトに、失敗は許されません。

―放送局の経験のなかった山下PMCに依頼することに不安はありませんでしたか?

立田
山下PMCさんは、大きな研究開発施設、ホテル、商業施設など官民幅広い施設建築プロジェクトの経験があるので、心配はありませんでした。
栁沼
このような表現が適切かどうか分かりませんが、山下PMCさん自身も変わっていったのではないでしょうか…。一つひとつの工程で、私たちの声を真剣に聴いてまとめてくれる。そのような過程を通じて、一緒に勉強し、成長できたのではないかと思っています。

―3回にわたるワークショップなど、コンセプト設計を丁寧に行いました


  • エレベーターホールなどにも使用されているイラスト。秋田放送が地域に根差し、未来に渡り情報発信地として成長していくことを大木に見立てたイメージ。

一番大切にすることは何か?お客さまと一緒に考え、見える化しました

重冨
プロジェクトで重要なのは、コンセプトを固め、ブレない軸を作ることです。そこで30~40代前半の、これから新社屋を長く使う、会社を担っていく世代の方々から、大切なものは何かを丁寧にヒアリングし、コンセプトブックにまとめました。
栁沼
これで、我々と山下PMCさんの思いが相互にクリアになり、長期プロジェクトの基礎となりました。ここでのコンセプトをベースに美術スタッフがイラスト化し、現在、エレベーターホールやパンフレットにも展開しています。

秋田放送と新社屋のコンセプト


  • ワークショップやアンケートを実施し課題や要望を分析。これからの秋田放送のあり方(基本理念)とそれを体現する新社屋の考え方を見える化し、コンセプトブックにまとめた。

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