建設市況レポート
建設市況レポート(24年02月)
今月の建設市況と今後の見通し
来年度はスケジュール(工期)も注意!
2月になって前日比の寒暖差が15℃以上になったり、春一番を越えるような凄まじい強風が吹いたりと落ち着かない天候が続いていますが、建設業界の工事費は高止まり状況が続き、ある意味安定しています。
さて建設業界は4月から働き方改革が始まり、工事費だけでなくスケジュールを守ることも難しくなりそうです。
ゼネコン各社の方々もスケジュール調整に大変ご苦労されていることと想像しますが、以前よりスケジュールが伸びる事の説明資料などをお客様が理解できるように作成して頂ければと思います。
現場や協力会社で働く方々の残業時間が限られ、交代制の運用をする人手もない中でのスケジュール調整は非常に難しいと思います。
我々も上記の状況を理解して、適正なスケジュール感を掴んでいくようにしたいと思います。
さて、下記に先月のコスト状況(2月初旬発表)をお伝えします。
資材、建築費指数の傾向
鉄鋼系資材(スクラップは除く)、RC系資材とも、先月に続き、横ばいです。
建築費指数はS造、RC造とも横ばいから上昇となりました。
資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
上昇
- ●鉄スクラップ H2 東京
現状維持
- ●異形棒鋼16ミリ 東京
- ●山形鋼6×50ミリ 東京
- ●熱延鋼板1.6ミリ 東京
- ●H形鋼5.5×8×200×100ミリ 東京
資材、建築費指数の推移(RC系)
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 RC 建築
現状維持
- ●セメント バラ 東京
- ●普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京
- ●生コンクリート 建築 180キロ強度 東京