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海老名総合病院

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50年先の医療を見据えて神奈川県央の地域医療ナンバーワンの急性期病院へ

神奈川県央の地域医療の要を担う海老名総合病院。開院40周年を迎える2023年5月、新棟西館が竣工しました。事業の透明性を確保しつつ、高度急性期病院として必要な機能を備えた新棟西館完成までのプロセスについてお伝えします。

海老名総合病院

社会医療法人 ジャパンメディカルアライアンス 海老名総合病院

ジャパンメディカルアライアンスは1973 年に社会医療法人仁愛会として設立。1983年、神奈川県海老名市に海老名総合病院を開院。地域医療支援病院、救急救命センターに認定されている。

話し手のご紹介

  • 贄(にえ) 正基さん

    海老名総合病院 理事長

  • 服部 智任さん

    海老名総合病院 病院長

  • 小倉 哲

    山下PMC
    プロジェクト統括本部 事業推進部門 部門長
    1部 部長

  • 石原 卓哉

    山下PMC
    プロジェクト統括本部 事業推進部門
    プロジェクトマネジャー

地域の不利益解消のため急性期病院に特化

三角形状の特異な敷地にある海老名総合病院。左角は約19,000㎡の新棟西館。

社会医療法人として建設のプロセスを透明化したい

海老名市には市立病院がなく、実質的に海老名総合病院がその役目を担ってこられました。新棟西館建設計画の背景を教えてください。

1983年の開院から40年、老朽化に伴う改築の必要はもちろんですが、何よりも急性期医療に特化していく必要性がありました。神奈川県の海老名市を含む県央医療圏(厚木市、大和市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村)は人口が増え続け、先進医療を提供できる急性期病院がなく、救急医療は少し離れた大学病院にお願いするという状況でした。そうした地域の不利益を解消するため、救急救命センターを設立したのが2018年です。

元の建設計画は2012年ごろに発案されたと聞いています。

ええ。その後、当医療法人ジャパンメディアカルアライアンスの「座間総合病院」の開院が2016年に迫っていたので、海老名の計画を一時、中断しました。ただ結果的にこれが吉と出たように思います。座間総合病院の建設は、設計を設計事務所にお願いし、工事は施工会社に発注する、いわば従来型の進め方です。工事費のコントロールも、設計事務所にほぼお任せしていました。
その点、海老名は先進医療を目指し、より医療の専門性の高い事業者を選ぶ必要性がありました。また、社会医療法人として設計・施工のプロセスを透明化したいという思いもありました。加えて、座間の開院の後で事業予算の遵守がいっそう求められる状況でもありました。そこで、我々の目指す医療の質と事業予算遵守の両立を実現するために、山下PMCさんにCMをお願いすることにしたのです。
服部
コストはもちろん大事な要素ですが、使い勝手を含め、目指す医療環境を整備するために総合的なご提案をいただきたかったのです。
石原
私どもが2018年に業務を受けた際、総合病院がコンパクトな建物の中で高度な医療を実践していることに驚きました。新棟西館建設の計画にあたり、医師、看護師、その他さまざまな部門からの要望が集まってくるわけです。しかしこれらに応えていくと事業費が膨れ上がって予算が守れません。医療にとって必要な部分と、それを建設サイドから見てコストに見合うものかどうかを適宜確認しながら進めることが重要でした。
山下PMCさんと定期的に会議を開き、さまざまなフィードバックをいただきました。この会議がブレーンストーミングの働きをして、私たちの〝何をしたいのか〟という考えを整理する機会になりました。これだけでもCMを採用してよかったと思いました。

基本計画はどのようにまとめられたのですか?

小倉
私どもが法人・病院幹部のみなさまと、急性期病院として救急車の受け入れ目標台数、手術の受け入れ目標件数を議論しながら全体像を基本計画としてまとめさせていただきました。
石原
病院の各部署からの要望とのバランスが一見、複雑そうに見えましたが、この基本計画をもとに設計や施工の段階で優先順位を確認することができました。
服部
基本計画は病院の幹部にだけでなく、職員全員に示しました。「我々はこれで行くぞ」と表明したわけです。建設を進めるにあたっては、この基本計画から外れていないかどうか、その判断だけ、私たちはしっかりやろうと。
石原
ハード面については、私たちと事業者を信頼していただけたことで、その後はよりスムーズに進行したように思います。
服部
ある建築家の言葉ですが、「一度、建物を造ると50年残る。あなたは50年後のことを考えていますか?」と言われました。「建築は建築のプロにお願いしなさい」とも言われました。これが心に響きましてね。基本計画で示した課題解決するために、ソフトは私たちがしっかり考える、ハードについてはプロを信じてお任せする。そうした姿勢に徹しました。
  • 2023年5月に竣工した新棟西館。
  • 病院の意思を明確に示す基本計画づくり。急性期病院として、手術や救急車の受け入れの機能を充実させる。その目標件数を明記したフローを示し、合意形成を図った。

プロジェクトに関わったマネジャー

関連する用途

  • 医療・健康施設

    医療施設の整備には、経営・運営・施設の視点を統合した計画立案が欠かせません。しかし、診療報酬制度の制約を受ける経営、多数の専門職が関わる運営、24時間365日止められない施設において、全体を見渡し最適な計画案を見出すとともに、関係する専門職の納得感を得ながらプロジェクト推進を行うことは容易ではありません。3つの視点を横断的に俯瞰し、複数の分野・部門にまたがる関係者の合意形成を実践できるプロジェクトマネジャーが求められてます。

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