建設市況レポート(26年08月)
建設投資の行方
今年度の第一四半期の結果から、今年度及び来年度の各種投資見通しが発表されています。
建設経済研究所 / 経済調査会 経済調査研究所による「建設経済モデルによる建設投資の見通し2026年7月(以下、建設投資見通し)」における建設投資に係るデータを基に、国内総生産(GDP)との関係性を見ていきます。
建設投資額のGDPに占める比率を図表1に示します(いずれも実質)。
1970年代には20%以上あったものが、その後減少し、近年は10%程度で推移しています。
図表1「建設投資額のGDPに占める比率」
続いて、GDPと建設投資額 及び建築費指数の水準の推移を図表2に示します(いずれも実質)。
これによると新型コロナウィルスの発現以降に建設費が急騰し、それを受けてか建設投資額が低迷する時期が見られます。
現状は持ち直しつつあるようにも映り、「建設投資見通し」には「2027年度の建設投資は(中略)民間非住宅分野では堅調な推移、政府分野では引き続き高水準の事業規模が維持されることが見込まれる」との記載があります。
一方、就業者数の減少(人手不足)、労務費の上昇、中東情勢による資材価格の上昇等で建設費の上昇が今後も想定される中、予断を許さない状況は続きます。
図表2「GDPと建設投資額の水準の推移」
図表は以下を基に山下PMCが作成
・経済社会総合研究所:国民経済計算(GDP統計)
・建設経済研究所、経済調査会 経済調査研究所:建設経済モデルによる建設投資の見通し(2026年7月)
資材、建築費指数の傾向
鉄鋼系資材は山形鋼が上昇、その他は横ばいです(鉄スクラップを除く)。
RC系資材は横ばいです。
建築費指数はS造が前月から1.3P、RC造が前月から1.0Pそれぞれ上昇しています。
資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)
出典:日経NEEDS / 建設物価調査会
建築費指数:2015年比/ それ以外:2011年4月比
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
上昇
- ●山形鋼6×50ミリ 東京
現状維持
- ●異形棒鋼16ミリ 東京
- ●熱延鋼板1.6ミリ 東京
- ●構造用管 角管 東京 専業メーカー品、STKR400、100×100×2.3ミリ、問屋仲間
下降
- ●鉄スクラップ H2 東京
資材、建築費指数の推移(RC系)
出典:日経NEEDS / 建設物価調査会
建築費指数:2015年比/ 上記以外:2011年4月比
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 RC 建築
現状維持
- ●セメント バラ 東京
- ●普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京
- ●生コンクリート 建築 180キロ強度 東京
-
【3代目】アナリストK
株式会社山下PMC
プロジェクト推進本部 プロジェクト推進第二部門 4部 部長岩下孝樹
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アシスタントM
株式会社山下PMC
都市創造本部 都市創造3部松尾一輝
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