建設市況レポート(26年06月)
翻弄される建設業
ホルムズ海峡の閉鎖は解除されたものの、依然として緊張状態にあり、先行きが不透明な状況です。
建設工事に係る資機材への影響はまだしばらく継続しそうです。
中東情勢による資機材への影響件数をまとめたものを図表1に示します。
メーカーや商社からの通達等は落ち着きを見せる一方、各現場において資機材価格の高騰や調達困難な状況が顕在化しており、工程遅延を抑えるための様々な工夫が実施されている状況です。
図表1「中東情勢による資機材の影響件数(延べ件数)」
※各メーカーの価格改定通知等を基に山下PMCが作成
世界的なインフレと円安、そこに中東情勢も相まって、建設費の見通しは尚厳しい状況です。
直近数ヶ月の建築費指数は再び上昇基調にあります。
労務費や輸送費の上昇は継続し、資機材においてはこれから遅れてコストや納期に影響が現れる可能性もあります。
楽観的な見通しは難しく、状況への注視が必要です。
資材、建築費指数の傾向
鉄鋼系資材は熱延鋼板及び鉄スクラップが上昇、その他は横ばいです。
RC系資材は普通合板が上昇、その他は横ばいです。
建築費指数はS造が前月から0.1P、RC造が前月から0.3Pそれぞれ上昇しています。
資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)
出典:日経NEEDS / 建設物価調査会
建築費指数:2015年比/ それ以外:2011年4月比
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
上昇
- ●熱延鋼板1.6ミリ 東京
- ●鉄スクラップ H2 東京
現状維持
- ●異形棒鋼16ミリ 東京
- ●山形鋼6×50ミリ 東京
- ●構造用管 角管 東京 専業メーカー品、STKR400、100×100×2.3ミリ、問屋仲間
資材、建築費指数の推移(RC系)
出典:日経NEEDS / 建設物価調査会
建築費指数:2015年比/ 上記以外:2011年4月比
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 RC 建築
上昇
- ●普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京
現状維持
- ●セメント バラ 東京
- ●生コンクリート 建築 180キロ強度 東京
-
【3代目】アナリストK
株式会社山下PMC
プロジェクト推進本部 プロジェクト推進第二部門 4部 部長岩下孝樹
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アシスタントM
株式会社山下PMC
都市創造本部 都市創造3部松尾一輝
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