建設市況レポート(26年07月)
中長期化を見据えて
中東情勢が再び緊迫化しています。
全国建設業協会によるアンケート「中東情勢に伴う建設資材の需給に関する緊急調査(6月期)」より、5月から6月の状況変化を図表1~3に示します。
価格高騰、入荷遅延、供給不足、すべてにおいて改善の兆しは乏しい状況です。
図表1「価格高騰の状況変化」
図表2「入荷遅延の状況変化」
図表3「供給不足・制限の状況変化」
出典:全国建設業協会 中東情勢に伴う建設資材の需給に関する調査(6月期)より
同アンケートでは、中東情勢の悪化前(2月)との比較についても述べられています。
価格面では、接着剤、塩ビ管、アスファルト類、シーリング材、断熱材が+60%~70%程度の上昇、塗料や燃料類についても+50%~60%程度の上昇が見られます(回答の平均値より)。
運搬費の上昇は鋼材や設備資材にまで影響が及んでいます。
納期関連では、上述の各種資材において出荷制限や納期遅延が多発しており、供給制限も依然多く見られ、見通しが不透明な状況が継続しています。
短期的な解消が難しい情勢となっており、中長期化も見据えて、政府主導での代替調達や供給の安定化へ向けた力強い対応が求められます。
資材、建築費指数の傾向
鉄鋼系資材は異形棒鋼が上昇、その他は横ばいです。
RC系資材は普通合板が上昇、その他は横ばいです。
建築費指数はS造が前月から2.0P、RC造が前月から1.9Pそれぞれ上昇しています。
資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)
出典:日経NEEDS / 建設物価調査会
建築費指数:2015年比/ それ以外:2011年4月比
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 S 建築
上昇
- ●異形棒鋼16ミリ 東京
現状維持
- ●山形鋼6×50ミリ 東京
- ●熱延鋼板1.6ミリ 東京
- ●構造用管 角管 東京 専業メーカー品、STKR400、100×100×2.3ミリ、問屋仲間
- ●鉄スクラップ H2 東京
資材、建築費指数の推移(RC系)
出典:日経NEEDS / 建設物価調査会
建築費指数:2015年比/ 上記以外:2011年4月比
推移傾向
上昇
●建築費指数 東京 事務所 RC 建築
上昇
- ●普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京
現状維持
- ●セメント バラ 東京
- ●生コンクリート 建築 180キロ強度 東京
-
【3代目】アナリストK
株式会社山下PMC
プロジェクト推進本部 プロジェクト推進第二部門 4部 部長岩下孝樹
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アシスタントM
株式会社山下PMC
都市創造本部 都市創造3部松尾一輝
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