MOA美術館 リニューアル
プロジェクトの概要
国宝3点、重要文化財66点を含む美術品約3,500点を所蔵するMOA美術館の1982年の開館以来初めてとなる大規模リニューアル事業。
設計者、施工者が有する「技術力」のみならず、現代美術作家と建築家からなるデザイナーの「デザイン力」、
人間国宝である漆芸家等が有する「匠の技」を最大限に引き出すマネジメントを実施。
PMrとして、発注者の意志決定を支援し、プロジェクトを円滑に推進。
適切な投資バランス・工期を設定し、リニューアルオープン時期を厳守しながら、美術品の鑑賞・保護にふさわしい静謐な空間を実現。CM選奨2018受賞。
プロジェクトの特徴
- 老朽化対策だけではなく、現代社会のニーズを踏まえた「より魅力ある美術館」への改修という共通目的のもと、 多種多様な関係者が参画するプロジェクトをハンドリング。
- 黒漆喰の壁、高透過低反射合わせガラスの採用等、画期的な提案を取り入れ、美術品本来の姿を楽しんでもらうための工夫を展示スペースに反映。加えて、 カフェの新設、有名フレンチレストランの誘致等も推進し、鑑賞のみならず「体験」を重視した施設に。
- 国宝、重要文化財をはじめとする貴重な美術品を公開する「公開承認施設」に求められる空気環境性能を確保。 必要な性能・条件を発注図書に盛り込み、設計・工事段階でも厳格なコミッショニングを実施。
プロジェクトの詳細
- 事業主
- 宗教法人 世界救世教
- 所在地
- 静岡県熱海市桃山町26-2
- 建物用途
- 美術館
- 延床面積
- 14,810㎡
- 構 造
- SRC造
- 階 数
- 地上4階/地下2階/PH1階
担当フェーズ
- 事業性検討
- 企画
- 設計
- 発注
- 施工
- 運営管理
- CRE/PRE