「麗澤大学新学部設置に伴うキャンパス再整備計画」竣工~山下PMCが新校舎建設のCMを担当~
ニュース・リリース
2024年3月19日、「麗澤大学新学部設置に伴うキャンパス再整備計画」の竣工式が執り行われました。株式会社山下PMC(以下・山下PMC)は、麗澤大学を運営する学校法人廣池学園より再整備計画おける新校舎建設のCM(コンストラクションマネジメント)業務を受託し、これまでプロジェクトを推進してきました。
麗澤大学は全学共通教育の体系化を基盤とした教育改革を軸に、国際学部、外国語学部、経済学部に新設する工学部、経営学部を合わせた5学部体制とすることを決定し、新学部設置に伴うキャンパス再整備計画を進めてきました。
山下PMCは、2021年より、実施設計・施工者選定支援、設計・施工マネジメントなど、新設する工学部の活動拠点となる新校舎さつきの建設をCMR(コンストラクションマネジャー)として支援し、このたび、無事完成を迎えました。
【プロジェクト・施設概要】
キャンパス再整備計画では、新設する工学部の活動拠点となる新校舎さつきの建設、ならびに新たな大学の顔となるキャンパス北側のランドスケープを整備しました。
工学部には、未来を思い描く「デザイン力」とテクノロジーを活かした「解決力」を身につけ、人と社会のあるべき明日を仲間と一緒に実現できるエンジニアを育成するために、情報システム工学専攻とロボティクス専攻が開設されます。
再整備により、デザイン思考にもとづいた課題解決型教育と人材育成を実現するため、学生・教職員・共同研究者に寄る共創拠点となるよう活動の可視化・交流の誘発・フレキシビリティの確保が実現できる空間が完成しました。1・2階の講義ゾーンには、研究室配属前の学生の居場所を確保し、交流を誘発するラーニングコモンズを設けました。3・4階の研究ゾーンは、1分野の研究に留まらず分野横断の交流ができるように、各所に共用空間を配置しています。吹き抜けを介した立体的な視線の交差・アクティビティを可視化し、活発な研究教育活動の気配が感じられる空間となります。
新校舎は設計⼀次エネルギー消費量を基準値より 58%削減しており、計画段階の評価としてBELS 認証 ZEB Ready を取得しました。また、千葉県柏市が定めた、総合的な環境配慮への取り組みを行うための制度、CASBEE 柏において、学校⽤途では柏市初の S ランク(最⾼ランク・BEE 値 =3.5)を取得予定です。
- 建築主:学校法人廣池学園
- 所在地:千葉県柏市光ケ丘2丁目1番1号
- 主要用途:学校
- 建物構造/規模:RC造/地上4階建て
- 敷地面積:57,361.25㎡
- 建築面積:2,507.39㎡
- 延床面積:7,290.62㎡
- 開設:2024年4月
- 基本設計・デザイン監修:上野・藤井建築研究所
- 設計・監理・施工:鹿島建設株式会社
- CMR:山下PMC