2023年3月25日、山梨県北都留郡丹波山村で、新庁舎の落成式が執り行われました。株式会社山下PMC（本社：東京都中央区、以下・山下PMC）は、丹波山村より庁舎建て替えにかかるPM（プロジェクトマネジメント）/CM（コンストラクションマネジメント）業務を受託し、2018年よりプロジェクトを推進しています。新庁舎の運用開始は、4月3日の予定です。

また、庁舎建設と並行して村の活性化対策も始まっており、新庁舎と連携したまちづくりを山下PMCが支援しています。現在、村の最大の資産である森林の活用促進を目的とした木材のリユース・建材以外での付加価値創出事業や、空き家対策の一環として古民家を改装したコミュティカフェ＆コワーキングスペースの建設等、複数の事業が実装段階に入っています。

山下PMCでは、今後も丹波山村のまちづくりの支援を続けてまいります。

【施設・プロジェクト概要】
東京都奥多摩町に隣接する丹波山村は、多摩川源流域に位置する人口540人の関東圏で最も小さな村。現庁舎の老朽化・防災対策等を背景に、建て替えが決定し、山下PMCが建設プロジェクトを支援している。

CM方式の導入により多様な入札・契約方式を駆使し、性能発注型の設計施工一括発注プロポーザルを実施、若手建築家の柔軟で斬新なアイデアと、コスト、スケジュール、要求性能の厳しい与条件を両立できる、公共施設発注の新しいあり方を実現した。

新庁舎は、職員の執務スペースや行政サービスの窓口、議場等、役場としての基本機能のほか、まちづくりに向け、村民のコミュニティスペースとしての機能も備えている。また、エネルギー消費低減と太陽光発電の導入等、BCP対策にも配慮し、Nearly ZEBの認証を取得した。創エネを含む一次エネルギー削減率75％以上（ZEBおよびNearly ZEB）の庁舎としては全国で4例目となる先進的な庁舎となっている。

・所在地：山梨県北都留郡丹波山村
・主要用途：役場
・建物規模/構造：2階建/RC一部S及びW造
・設計・施工：太陽工業・橋本尚樹建築設計事務所JV
・PMR/CMR：山下PMC