2023年1月26日、「SAGAサンライズパーク」の主要施設である「SAGAアリーナ」の引き渡し式が執り行われました。発注者である佐賀県が主催する本式典には、多数のプロジェクト関係者が参加しました。グランドオープンは5月を予定しています。

株式会社山下PMC（本社：東京都中央区、以下・山下PMC）は、佐賀県より「SAGAサンライズパーク」および諸施設の全体整備にかかるCM（コンストラクションマネジメント）業務を受託し、プロジェクトを推進しています。

2023年1月26日、引き渡し式の様子。

佐賀県は、2024年のSAGA2024（国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会）の開催を契機として、「SAGAサンライズパーク」（佐賀県総合運動場・総合体育館エリア）の整備を進めています。

「SAGAサンライズパーク」は、県民が、スポーツを「する」楽しみはもちろんのこと、県ゆかりのアスリートが様々な競技で活躍し続けられるように「育て」たり、その活躍を「支える」場所とするとともに、バレーボールやバスケットボールなど、国内トップレベルのスポーツを「観る」ことができる場所を目指しています。

SAGAサンライズパーク全体像。

「SAGAアリーナ」（多目的アリーナ）では、スポーツを「観る」にとどまらず、コンサートなどのイベントも開催できます。このように、「SAGAサンライズパーク」には、スポーツをしない方々も「憩い・にぎわう」空間を楽しめる場所が整備され、様々な体験、夢が実現できる、心地よい、心躍る空間づくりを目指しています。

佐賀県より、施設建築プロジェクトのCM業務を受嘱した山下PMCは、2017年より、基本計画追加検討支援、設計者選定支援、施工者選定支援、発注者と指定管理者との意見交換会企画・運営、現場仮囲いへのアート掲出による現場プロモーション支援、県主催親子現場見学会へのコンテンツ提供など、従来のCM業務の枠にとどまらない幅広い発注者支援業務を推進してきました。

2021年10月の「SAGAアクア」（国際公認50ｍ水泳場・高飛び込み台）の新規オープン、2022年5月の「SAGAスタジアム」（陸上競技場）の全面リニューアルに続き、このたび、「SAGAアリーナ」の建築工事を完了 することができました。

今後もグランドオープンに向け、電気設備・機械設備・情報通信設備・都市ガス設備工事のマネジメントを推進してまいります 。

【SAGAアリーナ施設・プロジェクト概要】
SAGAアリーナは、JR佐賀駅から徒歩約15分に立地。佐賀駅は、飛行機、九州新幹線西九州ルート、高速道路などの交通至便性に優れ、九州だけでなく、首都圏、関西からもスムーズにアクセスできる。
九州最大級の規模を誇る約8,400席の観客席を備え、さまざまな大型イベントを開催できる多目的アリーナ。メインアリーナは、バレーボールからカーリングまで各種スポーツの国際大会、人気アーティストのコンサート、家族で楽しめるエンターテインメントなどの多彩なイベント、国際会議、学術会議、展示会、見本市など大規模なビジネスイベントにも活用可能。
サブアリーナは、バレーボールやバスケットボールのコートを最大2面活用可能。約450席の観客席を備え、コンパクトな競技会に適している。メインアリーナでのスポーツ大会時には選手の練習スペース、コンサート開催時には物販スペース、コンベンションでは第二会場としても利用できる。

・所在地：佐賀県佐賀市日の出2丁目1番10号
・主要用途：スポーツ、エンターテインメント、MICE、展示会等
・建物構造/規模：鉄骨造/4階建て
・延べ面積 ：約29,800㎡
・建物高さ：30.2m
・開業：2023年5月(予定)
・設計・監理：梓・石橋・三原設計共同企業体
・施工：
     アリーナ建築：戸田・松尾・中野・上滝建設共同企業体
     電気：日本電設・佐電工・有明電設建設共同企業体
     機械：高砂・栄城・松尾特定建設工事共同企業体
     情報通信：九電工・佐電工・戸上電機建設共同企業体
     都市ガス：佐賀ガス株式会社
・CMR：山下PMC