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社員インタビュー02

CMはプロジェクトの潤滑油。全体を俯瞰するからこそできる提案も

プロジェクト統括本部 ストックソリューション本部 空間創造部

プロジェクトマネジャー

平原 美貴

意匠設計からCMrへ

設計事務所から、CM業界に飛び込んだ平原さん。コミュニケーションが好きで、人との関わり方一つでプロジェクトの進捗が変化するこの仕事に大きな魅力を感じています。チームを舵取りして、目指すゴールへとプロジェクトを導く秘訣について聞きました。

――平原さんは前職で意匠設計を担当されていましたが、CMという職種を選んだきっかけを教えてください。

 実は設計事務所に在籍していたときに2年半、CMの立場で工事段階の現場に常駐した経験があります。案件は公共の病院施設で、SPC(特別目的会社)の一員としてCMの業務を行いました。
 私は当時、CMについてほとんど知識を持っていなかったのですが、人とのコミュニケーションが好きで、そのプロジェクトを通してCM業務の重要性を実感したことや、周囲からも「CMに向いている」と言われたこともあって、職業として意識するようになりました。
 意匠設計の仕事は室内にこもって1日中図面を描いていることも多かったのですが、この病院のプロジェクトでは、お客さまである病院さま、SPCのチームを含め大勢の方々と常に関わりながら一緒につくりあげていく楽しさがありました。また、設計段階よりもずっと上流の事業構想の段階から関われることも魅力でした。
 プロジェクトが円滑に進んでいくかどうかは、人と人の関わり方一つで変わります。皆が同じ方向を向いて考えることで、スピード感を持って課題を解決していけ、通常とは違った角度からの新たな提案も生まれます。実際に現場でそうしたことを経験して、CM専業会社への転職を考えました。

――現在、医療やスポーツ、ホテル、大学など、さまざまな用途の施設プロジェクトを担当していますね。業務に幅広い知識や手法などが求められると思うのですが、山下PMCでどのようにスキルアップを図っていったのですか。

 CMという立場は、その分野の専門的な知識を求められ、知識が少ないとプロジェクトを引っ張っていくのは難しいと感じるかもしれません。私自身、前職では病院や高齢者福祉施設に関しての設計経験が多く、他用途の経験はあまり多くありませんでした。けれども、お客さまが何を求めているかを理解し、どのような回答が必要か、どうすれば解決できるのか、その「方法」を考え出すことができれば、経験のない分野でもプロジェクトを進められると私は考えています。
 施設の用途が違っていてもプロジェクトの推進には共通する部分は多くあり、実際のプロジェクトを通して身につけた経験は、他のプロジェクトへの汎用性が高いと感じています。知識や手法に関しては、その都度、調べたり詳しいメンバーに聞いたり、時にはお客さまとのやり取りを通して学んだりして同時に身につけていきました。
 山下PMCにはさまざまなバックグラウンドや経験を持ったメンバーがいるので、「誰に相談すれば答えに近づけるか」「どのプロジェクトが参考にできそうか」という視点を持ってチームをつくったり、協力を仰いだりして業務を進めています。常に様々なメンバーと複数のプロジェクトに並行して関わる状況にあり、新しい学びが多く、日々、刺激を受けています。

――社内外のさまざまなプレイヤーとプロジェクトを推進するうえで、心掛けていることはありますか?

 設計者が入ってきたタイミング、施工者が入ってきたタイミングなど、新たに参画者が増えるタイミングでは、加わったメンバーの個性を見ながら進め方やチームづくりを考える様にしています。お客さまを含め、設計者・施工者、また社内のメンバーにはそれぞれ個性があり、得意不得意があると思うので、個々に合わせた接し方をすることを心掛けています。
 お客さまが求めていることがあり、一方で設計者、施工者、それぞれの立場で思っていることがあって、でも直接お客さまには言いづらい、お互いに言えない状況が生まれると、プロジェクトが停滞し、問題やコストの増加にもつながりかねません。
 そうならないよう私たちCMがそれぞれの話を聞き、円滑に進むよう差配していく。時には設計者、施工者に代わりお客さまにも説明します。全体を俯瞰して見られるCMだからこそ、気づいて提案できることもあります。私たちはプロジェクトのいわば潤滑油の役割を負っていると考えます。
 もちろん、壁にぶつかることもありますが、ネガティブに捉えすぎず、前向きに対応するのがモットーです。困りごとを抱えている人に対しては、「この方はどうしてほしいのか、何があればこの方が前に進めるのだろう」と、相手の立場になって考えることを一番大事にして皆さんと接しています。
 今後は、仕事の幅をさらに広げ、社内外のメンバーについてより目を配れる状況で仕事を進めたいと考えています。また、社外の方々には、プロジェクトを進める中で悩んだり困ったりした時に、「ひとまず山下PMCに、平原さんに相談してみよう」と頼りにしてもらえる存在になりたいと考えています。

  • PROFILE

    プロジェクト統括本部 ストックソリューション本部 空間創造部
    プロジェクトマネジャー 平原 美貴
    2000年大学卒業。中小規模の意匠設計事務所にて意匠設計業務に従事し、2018年山下PMCに入社。「Co-Innovation Universityプロジェクト(新設大学)」「ホテル浦島改修プロジェクト(ホテル)」「麗澤大学新棟建設プロジェクト(大学)」「JRFUラグビー強化拠点 JAPAN BASE整備プロジェクト(スポーツ施設)」「小田原市立病院移転新築プロジェクト(病院)」「海老名総合病院増築プロジェクト(病院)」等を担当。

社員インタビュー

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