「府中市立府中第六小学校」竣工~山下PMCがCMを担当~
ニュース・リリース
2025年3月5日、「府中市立府中第六小学校」の竣工式が執り行われました。株式会社山下PMC(本社:東京都中央区、以下・山下PMC)は、東京都府中市より改築に伴う発注者技術支援業務を受託し、CMR(コンストラクションマネジャー)として、2021年よりプロジェクトを推進してきました。

式典の様子
府中市は、小中学校合わせて33校380棟を保有し、大部分が昭和30~50年代に建設されています。学校施設の老朽化対策は喫緊の課題であったため、市は「府中市学校施設改築・長寿命化改修計画」を策定するとともに、計画期間内で定期的に計画の見直しを行うこととしました。
本計画で、改築事業にかかる市の財政事情や学校を使う人への影響、児童・生徒数の変化等も考慮し、2年ごとに2校ずつ改築工事を行う計画としています。府中市立府中第六小学校および第三小学校は、第二期改築工事に着手することになり、2021年より建て替えに向けたプロジェクトが始まりました。
山下PMCでは、第六小学校の改築工事にかかる、基本計画策定支援、設計者選定、基本設計・実施設計マネジメント、工事発注準備支援および工事マネジメントの業務を推進し、このたび、第六小学校の竣工を迎えました。
公立小中学校を含む教育文化施設は、自治体の所有する公共施設の大半を占めますが、その老朽化対策は、全国共通の課題となっています。山下PMCでは、本プロジェクトでの知見を活かし、学校施設の上位計画策定から整備事業までを通じて、全国の自治体が抱える施設課題解決の支援を続けてまいります。
【施設・プロジェクト概要】
木材が使用された温かみと落ち着きのある内装で、ハイサイドライトや吹き抜けを利用した自然採光や通風など、環境に配慮された校舎が完成。
教室の壁面3面が板書でき、教室全体が学習空間として整備されており、発表の場となる学習ラウンジも設けられるなど、施設全体で多様な学習活動を促す工夫がされている。
また、運動会や音楽会等の学校活動や地域の活動を見学・観戦しやすいように設計されており、これまで大切にされてきた学校環境を継承し、卒業生や地域住民に愛され続ける施設となっている。

写真は完成間近の校舎の様子。左から普通教室、理科室、プール(2025年1月撮影)
出典:府中市公式サイト(https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kosodate/kyoiku/shochugakko/gakkousiseturoukyuukataisaku/6shokaichikutorikumi.html)
- 所在地:東京都府中市天神町4丁目14番地
- 主要用途:学校
- 建物構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
- 規模:3階建
- 延床面積 :約9,400㎡
- 設計:教育施設研究所・松田平田設計 設計共同企業体
- 施工:
建築工事:三浦・八大・誉建設共同企業体
電気設備工事:日光・羽鳥建設共同企業体
給排水衛生設備工事:株式会社 明保設備
空気調和設備工事:川村・吉沢建設共同企業体 - 発注者技術支援(CMR):山下PMC