株式会社山下PMC（以下・山下PMC）は、国土交通省が公募した「2023 年度大和高田市における入札契約改善推進事業に係る発注者支援業務」の審査の結果、支援事業者に決定しました。

国土交通省では、平成26年（2014年）の改正により公共工事の品質確保の促進に関する法律に「多様な入札及び契約の方法」が位置付けられたことを踏まえ、平成26年度より、地方公共団体における入札契約制度の改善推進に向けた支援を行っています。当該業務は、令和５年度（2023年度）入札契約改善推進事業の対象である奈良県大和高田市の入札契約の適正化を推進し、その知見と成果を全国に展開することを目的としています。

大和高田市では、老朽化が進んだ市立病院の建替えを早期に実施する必要がありますが、現時点で移転先は未決定であること、物価上昇で事業費の増加が予測される等の課題を抱えています。山下PMCは、これらのニーズ・課題を踏まえ、事業全体の工程管理や事業費の妥当性に関するコスト検証、多様な入札契約方式の中からの最適な方式の提案、推進体制の構築を支援します。さらに、本事業における入札契約方式の選択基準や判断方法の明確化・共有により、国土交通省が開催する「入札契約改善推進事業選定・推進委員会」での議論や他自治体へも展開しやすい手法づくりにつなげます。

CM（コンストラクションマネジメント）/PM（プロジェクトマネジメント）の専業会社である山下PMCでは、建設市況、公共施設および医療施設建築の発注戦略等の知見を活かし、大和高田市の課題解決を通じて、国土交通省による入札契約適正化推進の取り組みに貢献してまいります。