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建設市況レポート(2017年11月)

今月の建設市況と今後の見通し

資材価格は強含み、今後建設費に影響か

プロ野球の日本シリーズ、MLBのワールドシリーズも終わり、Jリーグも大詰めを迎えていますが、個人的にはJ1の残留争いが大変気になっております。 さて、今月の建設資材の動向ですが、鉄鋼系は引き続き上昇基調です。コンクリート系はコンクリート自体については変動ありませんが、型枠に用いられる合板が3ヶ月連続で上昇しており、今後工事費に影響が出る可能性もあり、注意が必要です。 建築費指数は鉄骨造オフィス・RC造オフィスともにゆるやかに上昇基調にあります。

資材、建築費指数の推移(鉄鋼系)

推移傾向

上昇

建築費指数 東京 事務所 S 建築

上昇

  • 異形棒鋼16ミリ 東京
  • 山形鋼6×50ミリ 東京
  • 熱延鋼板1.6ミリ 東京
  • H形鋼5.5×8×200×100ミリ 東京

下降

  • 鉄スクラップ H2 東京

資材、建築費指数の推移(RC系)

推移傾向

上昇

建築費指数 東京 事務所 RC 建築

上昇

  • 普通合板Ⅱ類 4ミリ 東京

現状維持

  • セメント バラ 東京
  • 人工軽量コンクリート 180キロ強度 東京
  • 生コンクリート 建築 180キロ強度 東京
  • PHCくい 300ミリ×8メートル 東京
  • コンクリートパイル 東京

次に、都市間における建築費の差を、東京を100とした都市間格差指数によりお示しします。今月は鉄骨造のオフィス、ホテル、店舗をピックアップしました。いずれの用途においても、東京が一番高く、低いのは「金沢、新潟、高松」の3都市で、中部地方の北部・四国地方が低い傾向にあり、東京との差が広がる傾向にあります。一方、「札幌」は東京とあまり差がないという状況です。

鉄骨造オフィスの建築費都市間格差指数の推移

指数比較(今月)

  • 金沢、新潟、高松 名古屋、大阪、広島、福岡、仙台 札幌、 東京

鉄骨造ホテルの建築費都市間格差指数の推移

指数比較(今月)

  • 金沢、新潟、高松 名古屋、大阪、広島、福岡、仙台 札幌、 東京

鉄骨造店舗の建築費都市間格差指数の推移

指数比較(今月)

  • 金沢、新潟、高松 名古屋、大阪、広島、福岡、仙台 札幌、 東京

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日比生 慶

株式会社 山下ピー・エム・コンサルタンツ
事業管理運営本部QCDS部部長
日比生 慶(ひびお・けい)

1972年生まれ。99年京都大学大学院工学研究科修了。山下設計で設計業務を経験し、2005年に山下PMC入社。オフィス、商業施設、文化施設、物流施設をはじめとする多様なプロジェクトについて、全体マネジメント業務から、調査、企画、発注支援、見積査定など、個別業務まで幅広く携わる。現在は事業管理運営本部QCDS部部長として、企画段階から現場まで幅広い業務を担当。主な実績にMOA美術館リニューアル、JR海浜幕張駅リニューアル、ランドポート厚木、ほか。一級建築士、CCMJ(認定コンストラクション・マネジャー)、CFMJ(認定ファシリティマネジャー)。週末は体を動かす、子供と遊ぶのが至上の喜び。得意技は上段廻し蹴り。