採用情報

大規模案件プロジェクトチーム座談会

山下PMC流の仕事の捉え方・働き方|“何をつくるべきか”からいきいきとした未来を考える

スペシャリストの集団だからできること

——— 今日は6名の社員の皆さんにお集まりいただきました。今回は、皆さんに山下PMCのPM(プロジェクトマネジメント)やCM(コンストラクションマネジメント)、また仕事の進め方や働き方の特徴について、お話をうかがいたいと思います。まず、皆さんがチームとしてPM/CMの仕事を進めていく上で、気をつけていることはどんなことなのでしょうか。

事業的な視点を持って、お客さまとの関係を築きます。

土橋 太一(つちはし たいち)
  • 土橋 太一つちはし たいち
  • 実務:9年
  • ベルラーヘ・インスティテュート大学院(オランダ)にて、建築計画、都市計画、地政学などを対象とした研究・計画に従事。帰国後、新居千秋都市建築設計にて、設計・監理を経験後、山下PMCに入社。事業創造本部ホスピタリティ・コンサルティング部にて、中之島フェスティバルタワー、田辺三菱製薬新本社などをプロジェクトマネジャーとして担当。現在は大規模案件を中心に、まちづくり、複合都市開発案件などを手がける。主な資格にCCMJ(認定コンストラクション・マネジャー)ほか。

土橋:私たちの会社で働く全ての人たちは、それぞれに専門の分野を持っていますが、各自の立場から全体をマネジメントする視点と主体性を持ってプロジェクトに関わっていくことが基本となります。このメンバーが抱えるプロジェクトのほとんどは大きなもので、設計というよりは、より事業寄りの視点が求められます。その上で、お客さまとの関係性をどこまで築くことができるかということが、まず大きなポイントになると思います。

——— オフィスや商業施設、ホテルからランドスケープに至るまで、さまざまなプログラムを含んだ大規模なプロジェクトが多いようですが、具体的にはどのような業務に関わっているのでしょうか。

土橋:設計や施工といった比較的なじみのある役割とは異なり、私たちの役割は、どちらかというとお客さまとしっかりコンセプトやプロジェクトの売り・商品を創造・共有し、与条件などを整理した上で、プロジェクトに最適なチームをつくり、推進していくものなのです。

——— つまり山下PMCのチームは、プロジェクト全体のチームをつくるためのチームなのですね。

土橋:そうですね。プロジェクト全体のチームをつくるためのチームであり、プロジェクト全体のチームをマネジメントするチームでもある。さらに建物全体をつくるためのチームでもあります。

松浦:私たちは、設計者でもなければ、施工者でもありません。もしランドスケープデザインが必要になれば、都市計画やランドスケープデザインのコンサルなどに参画してもらいます。ランドスケープアーキテクトがいて、建物の設計者がいて、商業系の設計者もいる、というチームをつくっていくわけです。プロジェクトによっては自社内でチームを組むこともあります。また、必要であれば外部のさまざまな会社とタッグを組みながら、お客さまにとって必要なプロジェクト全体のチームを構築していくのです。

炭山:PM/CMというものは、基本的な業態であり機能なのです。PM/CMには「ソリューション」「マネジメント」「エンジニアリング」という3本の柱があると言われています。
 「ソリューション」は、全ての課題を把握し、望んでいる到達点へ持っていく“問題解決型”でつくりあげていくこと。「マネジメント」とは最大の効率を上げていくために、チームをまとめ上げていくこと。「エンジニアリング」は、それぞれがこれまでに蓄積した技術力を、ソリューションが求めるところまでまとめあげていくことになります。
 つまり、PM/CMの業態というものは、プロジェクトが進むにつれて常に変わっていくのです。

——— そうなると、本当にさまざまな専門性を持つ人材が山下PMCのチームには求められるわけですね。しかし、ひとつのプロジェクトの中で、各フェーズで求められることが変わってくるのであれば、メンバー間での情報共有が難しそうですね。

プロジェクト全体を見ること、それが私たちの強みです。

村田 達志(むらた たつし)
  • 村田 達志むらた たつし
  • 実務:11年
  • 大学院で建築生産学、PM/CMなどについての研究に従事。卒業後は山下設計入社後、1カ月の研修期間を経て山下PMCへ出向。約3年前に山下PMCに正式に転籍。ソフトバンクテレコムデータセンター、中之島フェスティバルタワー、JR東日本関連案件などのPMrを担当。現在は事業推進本部の部長として、事務所・商業・データセンター・公共施設などを担当。主な資格に一級建築士、CCMJ(認定コンストラクション・マネジャー)ほか。

土橋:ひとつのプロジェクトに対して、メンバーたちは全員、最初から最後まで継続して関わることが主です。フェーズは絶えず変わり続けるので、その都度各自が役割の変わり目を意識しながら、自分の中でやり方やスタンスを変えていきます。ただし、常に自分自身の専門的な視点から、俯瞰的にプロジェクト全体を見ていくということが原則だと考えています。

松浦:メンバーは、さまざまなプロジェクトを兼務しているので、例えば、あるメンバーがそのプロジェクトの情報を発信し、他のメンバーがそれを受けるという形のみで情報共有をしていくと、そのプロジェクトは回らなくなります。そうではなく、企画段階から設計段階から施工段階に至るまで、各フェーズに対して、自分自身がどのように立ち回れば良いかということを、各メンバーがアンテナを張りながら、発信している人の情報を常に受け取るようにしておかなくてはいけません。

炭山:言い換えると「情報の共有化」を通り越して、「情報の共鳴化」という状態に入っていくような感覚と言えるかもしれませんね。

村田:一般的に建築プロジェクトでは、フェーズごとに対外的に関わる人たちがどんどん増えていきます。しかし、山下PMCの体制としては、基本的には最初からずっと同じメンバーが見ていきます。例えば、施工も専門的に見ることができる炭山さんのような人が、プロジェクトの企画段階から竣工までを見ていく。これはプロジェクト全体を通してマネジメントや情報管理をしていく上での強みとなります。そういった体制をとれる、各フェーズの専門家が常に社内にいる、という環境は私たち山下PMCの会社としての強みとなっていると思います。

炭山:例えば、人体はどこかに傷ができると、その傷を治すために一気にさまざまな機能要素が寄り集まってきて治癒しますよね。山下PMCが、あるプロジェクトの中で果たしていることのひとつは、まさにそれと同じです。ある目的へ向かうときにプロジェクトに問題が生じれば、自然とそこへ最適な人材がシフトしていく。そういう意味では、これからもどんどん変わり続けて、より良い組織になっていくという実感があります。