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社員インタビュー

企業インハウスエンジニアから山下PMCへ|加々井 千裕 事業推進本部第一部 プロジェクトマネジャー

企業インハウスエンジニアから山下PMCへ|加々井 千裕 事業推進本部第一部 プロジェクトマネジャー

プロフィール
企業内インハウスエンジニアとして新築・改修工事のPM/CMを担う一方で、オフィスFMにも関与し、固定資産、運営費用のスリム化におけるマネジメントを担う。途中、ディベロッパー派遣により、分譲マンションの企画から販売、関連する再開案件にも携わる。現在、事業推進本部第一部プロジェクトマネジャー。一級建築士。

さまざまな企業に関われる仕事

建築系エンジニアとして、よい社会づくりに貢献したい。 前職は、とある企業のインハウスエンジニアだった加々井さん。そこでは「会社の建物の新築や改修保全、遊休不動産の活用などを担当していました」。しかし、よりさまざまな規模の物件を手がけてみたいと考えるようになったこと、またひとつの会社の考え方に固まってしまわずに成長していきたい、との思いから、転職を決意したという。「前の仕事も、インハウスのCM(コントラクションマネジメント)のような仕事だったんですね。建物をつくるときに、エンジニアが関わることで数億単位のお金を減らせることを、身をもって経験してきました。しかし、そのような建築系のエンジニアがいない会社さんというのは世の中にたくさんある。ですから自分の経験をもって山下PMCのCMrとしていろんな企業さん、会社さんに関わっていくことができたら、よい社会づくりに少しでも貢献できるのではないか、という思いが直感的にありました」。
CM業務に関わってきたが、そのキャリアが現在そのまま生かされているわけではない。「基本的なフレームは似ていて、役に立っている知識や経験もあるのですが、会社の色というのは本当にいろいろあって、お客さまもいろいろなんです。企業文化だけではなく、お客さまの会社におけるルールや重視される部署間の責任分担も違う。お客さまの特性ごとに合わせていくということを、まだまだ勉強中です」。

バランス感覚と責任感

この仕事に必要なことって、どんなことだと思われますか? 加々井さんはふたつの点から、こう答える。「ひとつは、バランス感覚でしょうか。建築って、お客さまそれぞれが何を重視しているかは場面によって違ってくると思うんですよね。オフィス系の建物と設備系の建物では要求されるものも全然違うし、一般的な建築スペックで測れるものではなく、その企業にいる方しか本当の価値基準はわからない。それにせっかくいいものを作っても、お金が高かったり、完成時期が間に合わなかったりすると、全く違った評価になってしまう。ですから、お客さまのニーズをちゃんと見定めて、その中でのベストバランスを見極め、お客さまにきちんと提案できることが求められます」。そしてもうひとつは「責任感。プロジェクトをお客さまと進めていって、途中で投げ出さないことです」。

お客さまとの信頼関係を深めるうえでも、またプロジェクトを進めるチーム内の信頼関係も、責任で築き上げていく。「社内でのチームワークは心配ないと思っています、正直いい人が多いな、と思っていますし。でも時には誰かがハードワークを抱えてしまうこともありますので、日頃からフォローできるようにしていたいですね」。チーム内での関係が良好に保たれているからこそ、対外的な信頼関係を深めていくことができるのだろう。

被災地でも注目されるCM方式

建物というツールが経営にも貢献できることがあります。 加々井さんは現在、東日本大震災の復興支援事業にも関わっている。大手企業の建設業務だけでなく、被災地の新たなまちづくりでもCMが求められていることは、興味深い動きだ。「通常だと地方自治体のエンジニアの方々が工事のマネジメントを手がけていたわけですが、復興支援になると仕事量は膨大で、手が回らなくなってしまう状況が出てくる。そういった背景の中、今CM方式が地方自治体からも注目されるようになってきました。その先鋒をきる形でやらせて頂いていますが、今後も活躍できるようになるためには、失敗できないなと。プレッシャーは重いですが、その分やりがいがありますね」。

少子高齢化をはじめとした諸問題を抱えた日本の都市は、現在新たなフェーズを迎えざるを得なくなっている。そうした中で、建物ひとつに対しても使い勝手やデザインだけでなく、経営、運営といった面からもヴィジョンを描いたうえで、具体的な建設に落とし込んでいくCMの仕事は、ますます多様な場面で求められていきそうだ。「CM会社さんにもいろんな業態があると思うのですが、特に山下PMCはプログラミングからやっているところが、特徴的な会社だと思います。だから最初の企画から一緒に歩き出せるんですね」。

「経営戦略のインフラ」を担う

山下PMCは現在さまざまな建物、案件に多様な形で携わっている。しかし加々井さん自身の今後のヴィジョンは明確だ。「いろんな企業のインハウスの方を手助けしたいと思っています。いい建物をつくる、ということも然りですが、企業とは企業経営が基盤ですよね。ですから、経営的に寄与できる建物資産を形成することを考えていかなくてはならない。企業にとって建物は活動拠点であり、その拠点性能は立地を含めた建物性能に大きく影響してきます。言い換えれば企業戦略を構成する中でベースとなるインフラを建物が担っている、ということです。その他、減価償却や維持運営費が企業財務に与える影響やバリューアップすることでの事業収益向上と管理会計上のインパクト。それらを総合的に視野に入れた、より経営方針の核心に近づく建物経営を、仕組みも含めご提案していきたいと考えています」。

落ち着いた雰囲気を持ちつつ、しっかり整理された言葉で語る加々井さん。現在、転職して感じているメリットについて伺うと「いろんな方と触れ合えること」という答えが返ってくる。「建設に携わっている方々だけでなく、いろんな会社の経営層の方、総務部門の方など、幅広い分野の方とお会いできるので、自分の経験値としても大きな価値があると思っています」。ひとつの世界に留まらず、さまざまな人や場面に出会い、一緒につくりあげていく。そのことで自分自身の幅も広げていく。そんなエキサイティングな働き方である。

2013年6月24日 東京本社にて
インタビュアー:田中元子 [mosaki]、写真:大西正紀 [mosaki]

  • Interview 01|松浦 裕
					事業管理本部LCM部 部長
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					事業推進本部第一部 プロジェクトマネジャー
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